面接は、誰であっても緊張するものです。最後に「何か質問はありますか?」と面接官に聞かれることもありますが、あらかじめ考えておかなくては、すんなり質問は出てきませんよね。そもそも、こうした逆質問はしても良いものなのでしょうか。
逆質問の是非
逆質問を行うことは、面接官から促されることもあるくらいですから、マイナスのイメージになることはありません。ただし、どのような質問をするのか、その内容にもよります。業務に関係のない質問だったり、失礼な質問だったりする場合は、当然マイナス評価となってしまいます。要するに、質問の仕方によってプラスにもマイナスにもなるのが逆質問です。 積極的に質問をすることでやる気を見せることもできるため、嫌だなと否定的に捉えるのではなく、アピールチャンスだと思うようにしましょう。
おすすめの逆質問は
逆質問をする時は、どのような内容が良いのでしょうか。プラスに受け取られることの多い質問をまとめてみました。
「仕事をしていく上で◯◯についての学習は事前に行っておいた方が良いでしょうか?」
例えば、海外企業との取引が多い場合は「英語」「中国語」といったように、配属予定の仕事内容に関する質問をします。そうすることで、積極的に勉強して仕事をしたいという気持ちを示すことができます。同様に、「◯◯の資格取得を目指そうと思っているのですが、役立てられますか?」といった質問もおすすめです。
「今後、◯◯への進出を視野に入れられているとのことですが、具体的にはどのような計画なのでしょうか?」
例えば、住宅販売を行っている会社が、賃貸部門を作るなどという発表をしている場合に使える質問です。会社の将来的なビジョンに興味を持っているという姿勢を表せます。
「私は◯◯の仕事について経験があるのですが、これを活かして△△の仕事をしたいと考えています。将来的にはそういった仕事を目指せるでしょうか?」
配属先は選べないという会社も多くありますが、自分の希望や能力を印象付けることができます。
逆質問の注意点
逆質問は、基本的には歓迎されることが多いですが、条件面や待遇に関する質問は気を付けましょう。休日や賃金に関する質問ばかりしてしまうと、仕事よりも待遇を重視していると思われてしまいます。ストレートに質問するのではなく、「英語の勉強も兼ねて、毎年海外旅行をしています。5日間程度の長期休暇は取得できるでしょうか」など、他の質問と絡めながら質問するといいでしょう。 また、企業分析は十分に行い、会社の実態にそぐわない質問をしないように注意してください。