世のエンジニアたちは30歳という年齢を意識したとき、どんな不安を抱くものなのだろうか。そこで編集部では、転職サイト「type」会員で30歳前後のITエンジニアにアンケートを募り、その不安と転職の実態に迫った。
30歳前後で転職を考えたときの不安としてもっとも多かった回答は、「年齢相応に要求される職務経歴や自分の能力に自信がないことへの不安」だった(Q.1)。他の質問(Q.2、Q.3)とのクロス集計を試したところ、不思議なことに仕事への満足度には相関関係はみられない。仕事に満足しているエンジニアが転職には不安を感じるケースも多くみられ、現状への満足が必ずしも転職においての自信につながるわけではない現実が伺えた。
しかし、自分の能力を同世代の技術者と比較した場合、平均的または劣るという回答の比率がQ.3の結果よりも高いことが判明。その理由として目立ったのは、自分の能力を最大限に活かして仕事をした経験がないというもの。実際に能力が劣るかどうか以前に、徹底的に仕事をした経験がないまま30代を迎えることは、自分自身の可能性を信じられなくなるという点で大きなマイナスといえるだろう。
Q.1でほかに目立った回答は、これが最後の転職になるのではないか、転職先の業務内容や組織風土が合わないのではないかという、年齢から来る不安だ。10年近く続けた社会人生活を通じて築き上げたものをリセットして再構築することへのためらいは理解できるものの、今後の40代、50代以降を視野に入れれば30歳はまだキャリアの助走段階。守りに入るのはまだ早すぎる年齢といえるだろう。
Q.4ではズバリ、転職の目的を聞いたが、もっとも多かった回答は「今よりワンランク上の職域にステップアップしたい」という現実的なもの。
30歳SEの不安は、自分が納得する仕事を手に入れることで解消される部分が大きいようだ。
しかし、自分の能力を同世代の技術者と比較した場合、平均的または劣るという回答の比率がQ.3の結果よりも高いことが判明。その理由として目立ったのは、自分の能力を最大限に活かして仕事をした経験がないというもの。実際に能力が劣るかどうか以前に、徹底的に仕事をした経験がないまま30代を迎えることは、自分自身の可能性を信じられなくなるという点で大きなマイナスといえるだろう。
Q.1でほかに目立った回答は、これが最後の転職になるのではないか、転職先の業務内容や組織風土が合わないのではないかという、年齢から来る不安だ。10年近く続けた社会人生活を通じて築き上げたものをリセットして再構築することへのためらいは理解できるものの、今後の40代、50代以降を視野に入れれば30歳はまだキャリアの助走段階。守りに入るのはまだ早すぎる年齢といえるだろう。
Q.4ではズバリ、転職の目的を聞いたが、もっとも多かった回答は「今よりワンランク上の職域にステップアップしたい」という現実的なもの。
30歳SEの不安は、自分が納得する仕事を手に入れることで解消される部分が大きいようだ。
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