「在職中」の転職活動にありがちな落とし穴 - 転職完全マニュアル

収入がゼロになる「退職後派」は筆舌しがたい不安に襲われることもあるだろう。しかし、安定している 「在職中派」に落とし穴があるのだ。ここでは「収入・メンタル」面から2つのスタート時期を探る。

在職中活動〜強い意志を持ち続け決意の鈍化を阻止!

在職中であれば、収入面からメンタル的に苦しくなることは少ないだろう。しかし、安定しているがゆえに、「守りの転職活動」になってしまう可能性を秘めていることは否定できない。現在までに築いてきた実績やポジション、クライアントとの関係――。会社からの引き止め工作によって、これらを捨てることが惜しくなり、決意が鈍ることもあり得る。前ページまでで紹介したように、有利なのは退職済みの応募者。転職成功には、高い能力とスキルに加えて、「どうしても入社したい」という意思のアピールが必要になる。

転職活動に掛けられる時間は3カ月。限られた時間の中で業務が忙しくなれば、転職活動に使う時間とパワーが削られてしまい、活動自体を諦めてしまう可能性も否定できない。心を折らずに転職活動への強い気持ちを持ち続けるコツは、面接などの転職活動におけるステップを進めることと、「転職活動を停止しないこと」だろう。例え内定を獲得できなかったとしても、書類選考に通過したり、面接などの次のステップに進むことで、自分の実力を確認することができ、それがモチベーションにつながっていくだろう。

次のステップに進んでいないのであれば、転職活動を続けることが必要だ。もし、多忙になって書類作成や面接を受ける時間を取れなくなったとしても、少なくとも求人情報誌やWebで採用動向だけは把握すること。それでも、多忙になれば気持ちが萎えることもある。そんなときには、転職に関するSNSを利用してはいかがだろうか?

退職後活動〜10月末退職意思表示で収入面のリスク軽減

退職後に転職活動をする際の最大の問題点は、収入が絶たれることだろう。精神的に安定していなければ、思うような転職活動をすることは難しい。そのためには、「臨時収入」を得ることが必要となるのだ。

多くの企業で12月上旬は、ボーナス支給時期。ボーナスを貰うためのカギを握るのは、「10月末に退職の意思を伝えること」だ。通常、退職意思を伝えてから退職日までの期間は、1カ月半〜2カ月程度。退職意思を伝えてから2週間は会社側からの慰留期間となる。その後、1カ月から2カ月が引継ぎ期間になると予想される。10月末に退職の意思を伝えれば、予想退職日はおおよそ12月下旬。ボーナスだけではなく、12月の給与まで貰うことも可能だ。

具体的なスケジューリングは以下の通り。12月末に企業選びなどをスタートさせ、1月中旬に書類選考や面接を経て、内定を獲得するのが2月末。3月を休養にあて、4月1日入社を狙うのが理想になる。

退職後からはじめる転職活動スケジュール

もちろん、前頁までに紹介した通り、転職活動は3カ月が勝負。本項目で紹介した方法は、収入面のリスクヘッジであることを忘れてはいけない。リスクを軽減しながら、転職活動を行うことで理想の転職を実現しよう。

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