アナタのMUST条件を再発見!「3高」フローチャート
何を優先するべきかが分からなくなってしまった技術者も少なくないだろう。 そんな「迷い系」のアナタは、3高フローチャートでMUST条件を再確認してみよう。
社風
良好な人間関係の構築で集中できる環境を得られる
一人で完結できないのが技術者の仕事。それだけに、チームワークの精神が大切だ。また、人生の大半を過ごす会社との相性が合わないことは、苦痛以外の何物でもない。集中して働くためにも社風をMUST条件に転職先を探すべきだ。
年収
残業代orベース給アップ?狙うべきは年収大幅増
働く意義を問われたら、「生活のため」と言い切れるのでは? 同じような業務、同じような開発環境……。それであれば、年収大幅アップを実現したいところ。残業代で稼ぐのか、ベース給を上げるのか。選択肢は2つだろう。
技術力
厳しい環境に身をおいて「技術者冥利」を堪能せよ
技術者であれば、己のスキルをどこまで上げられるのかを試してみたいもの。そんな職人なアナタには、自分が底辺と思えるくらいのハイレベルな技術者が集う会社を選択するべき。厳しい環境の中で、自然と力をつけられるだろう。
転職者は、何を優先順位に上げて活動しているのだろうか? 前出の板高氏に、多い理由を聞いてみた。まずは、IT系のエンジニアの場合。
「最も多いのは、年収アップですね。仕事量の割に実利が少ないと考える人は、とても多いです」
続いて、勤務時間の短縮や休日の確保などといった福利厚生の充実度。3番目に、「自宅から楽に通える会社」といった勤務地を軸にする人が目立つという。特に既婚者になると、勤務地を優先順位の上位に上げる人が増えてくるようだ。
一方、モノ作り系技術者の優先順位のトップは、「対象物」に変わるという。
「完成車やPCなど、モノの形にこだわる人が圧倒的に多いですね。つまり、お金よりも、最終的な製品や、そのなかの何に携わるかといった仕事内容を優先する傾向があります」
続いて、年収やボーナスといった収入関係、そして、実際に働く環境へのこだわりが上がってくるという。ただし、この優先順位は、活動中にどんどん変わっていく人がほとんどだと、板高氏は語る。
「色々な会社を調べたり、紹介会社から知らなかった企業を提示されることで、実は自分にはこんなこだわりがあったと気付くこともあるようです」
軸はその都度修正すればいいと、板高氏は続ける。まずは最初に企業を取捨選択するためにも、先入観を捨てて、自分なりの優先順位を決めてみよう。
商品・サービス モノやサービスのゴールイメージは譲れない
似た技術を使っていても、デジカメと携帯電話、B to BサイトとB to Cサイトでは、最終製品やサービスのイメージが全く異なる。自分が手掛ける製品をイメージすることで、転職先は絞られる。分野を変えたいのなら、どんなモノやサービスに関わることが可能か、リサーチしよう。
市場シェア どうせなら使ってもらえるモノを作ろう!
なるべく多くの人に使ってもらいたいという想いが強ければ、扱っている製品の市場シェアを調べてみよう。例え扱っているモノが小さな部品であっても、世界有数のサプライヤーということもある。市場シェアが高ければ、技術力やマーケティング力に長けている証拠。将来性があるかどうかという判断材料にもなりうる。
福利厚生 そうはいっても、残業はシンドイです……
「残業が少なく、休日に休める」という福利厚生がしっかりしている会社は人気が高い。しかし、実際に働いている人に聞いてみないと、現実は見えにくいのが現状だ。人事担当者に月の平均残業時間や、残業代が支給されるのかを確認することが重要になる。労働組合がある会社なら、無茶なサービス残業の強制は少ないという判断が可能だ。
将来性 やるからには、定年までトコトン頑張りたい
ベンチャーへの転職を考えている人は、その将来に不安を覚える人もいるだろう。将来性の判断は、どのような企業が株主になっているか、どんな分野の技術に秀でているのか、ここ数年の売り上げの推移はどうかなどを鑑み、総合的に判断していくしかない。また、社長との面接において、その人柄から受ける印象を素直に判断することも大切だ。
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