時代を生き抜く女のチカラ! 30歳までにしたい10のシゴト
働き盛りの30代を迎える頃、女性たちがどうしても考えてしまうのが“今後の働き方”。
「ずっと仕事を頑張りたい!」そんな理想を現実にするために、
20代の今、どんな経験を積んでおけばいいのか、10人の魅力的な働きウーマンに聞いた――
「若いうちしかできない」ではなく「若いうちにしておいた方が良い」
長く、楽しく、仕事を続けるために今から始められることとは?
- 大手・有名企業で働く
- 何かをクリエイトする
- 海外で働く
- 資格を活かして働く
- 「好き」なモノを扱う
- 部下をマネジメントする
- インセンティブを稼ぐ
- お店でモノを売る
- デキる上司の下で働く
- プロジェクトをまわす
実施したアンケートより女性の回答を抜粋。
労働市場において男女の差はなくなりつつある現代、女性たちにつきまとうのは「結婚も出産もしたい!」というライフステージの影響によるキャリアプランの悩み。年齢を重ねるにつれ、「このまま仕事していたら結婚できないかも」「子どもを産んでも仕事に復帰できなかったらどうしよう」という不安はリアルになってくるのではないでしょうか?
そこで、type会員を対象に「30歳までにしておきたい仕事」というテーマでアンケートを実施。その結果から、今後の人生でより仕事で輝いていくために、今、しておきたい仕事・業務・経験について、10コのリストを作成しました。約300人の働く女性たちの仕事観、あなたに共通する部分はどのくらいあるでしょうか?
まずは下のグラフにご注目。「仕事面において、30歳までにしておきたいこと/30歳までにしておきたかったことはありますか?」という質問に対して「ある/あった」と答えた方の割合はなんと80%にも上りました。その中には、「20代で積んだ経験によって30代になった自分の価値が決まると思うから」(30代・女性)、「早くから始めてその道のプロになりたいから」(20代・女性)など、長期的なキャリアパスを見据えているものから、「結婚や出産して子どもを持ったらできなくなることはその前に経験しておきたい」(20代・女性)、「体力的に考えて、若いうちにしかできない仕事がある」(30代・女性)といった、年齢を重ねることでかかってくる何らかの「制限」を予期しているものまで幅広い意見が寄せられました。
その「しておきたいこと/しておきたかったこと」とは何かを問う質問で多かった回答は「仕事に役立つ資格をとる」で、上のリストにも入っています。その理由としては「ライフスタイルが変化しても働けるから」というものが多く、資格を持っていることで仕事の幅を拡げたいというよりは、いつでもどこででも仕事ができる態勢を整えるという考えが多いのかもしれません。また、将来的に転職を意識してか「資格を取るために勉強したということも企業からの評価につながると思うから」(20代・女性)という意見も。中には「実務経験とそれを証明するために資格を取った」(30代・女性)という方もいましたが、確かに資格を持っているだけではなく、その資格を活かした仕事をしていたという事実が、その後のキャリアにより有利に働きそうですね。
リストの5つ目、「『好き』なモノを扱う」についても、「趣味をどうビジネスにつなげるかという点で若いうちにチャレンジしたかった」(30代・女性)、「長く働くなら好きなことが仕事になれば理想だと思ったから」(30代・女性)という長期的な視点で考えているのが注目ポイントでしょうか。
逆に、年齢が上がることで生まれる制約という側面で多く挙げられたのが販売関連のお仕事でした。「体力が充分あるうちに、打たれ強くなれる仕事に携わっておきたかった」(30代・女性)、「長く続けるには少し大変だと思う」(20代・女性)などの意見がありました。ただし、10のリストに選ばれたのはそういった理由からではなく、30代以降のキャリアに有効な経験であると考えられるからです。「接客を通して身に付けた経験は事務や他の仕事でも活かせる」(20代・女性)、「どんな仕事も人と関わることだと思うので、販売の経験があると、働く上で選択肢が広がると思う」(30代・女性)という意見にも思わず納得です。
とにもかくにも、今回集まった30代の働く女性たちの実際にあったリアルな経験談や、これから30代を迎える女性たちのまさに今現在考えていることなどから、上の10のリストが完成しました。そして、これらを体現している現役働きウーマン10人のインタビューをお届けします。彼女たちは何を考えて20代のキャリアを築いているのか、30代を迎えてどんな経験が役立っているのか、その生き様から学べることもあるはず。
この10のリストにあなたが30歳までにしておきたいシゴトのヒントが隠れているかも?