適性検査を行うと、あなたにあった職業が見つかるというのは本当でしょうか?
転職をする際に、次の職業がなかなか決められないという方も多いかと思います。そういう時に指針となるのが適正検査です。
そして、職業の適正検査は、実はハローワークで実施されているということをご存知でしたか?
転職活動を進めていく中で、悩みのひとつになるのが「自分にはどんな仕事が向いているのか?」ということ。求人を見て「おもしろそう!」と思った仕事が前職と違う業種だったら、「本当に自分に合う仕事かな?」と躊躇してしまうことが多々あります。
そこで仕事を探す前にやっておきたいことが『自己分析』です。ハローワークでは仕事探しを上手にするために、しっかりステップを踏むことが必要だと言います。その最初のステップが自己分析なんですね(神奈川ハローワーク 就職活動の進めかたとハローワークのサービスメニュー)。
『今までしてきたこと』『今できること』『これからやりたいこと』を検討して、仕事を探すことが、上手な仕事の探し方です。しかし、それでも「何をしたらいいのか分からない」という場合は、適性検査を受けることをお勧めします。
ハローワークで実施している適性検査とは?
神奈川ハローワークで実施している若年層向け『就職活動応援セミナー』では、GATBという適性検査を実施しています。
GATBとは『一般職業適性検査』のことで、知的能力や言語能力、数理能力といった頭を使うことだけではなく、手先や手腕の器用さも判定してくれます。「細かい作業は苦手なんだよな」と思っていても、実際に適性検査を受けると「細かい作業が向いている」という結果が出ることもあり、自己分析のためにも受けておいて損はありません。
また、ハローワークには『キャリア・インサイト』という適性診断システムも用意されています。キャリア・インサイトはパソコンを使って受ける適性診断システムで、結果がすぐに出るのはもちろん、その結果から向いている仕事をすぐに検索することができるという優れもの。もしかしたら自分の知らない適職が見つかるかもしれませんよ。
適性診断の結果は、指針ととらえて仕事を探そう!
ハローワークでは窓口の相談とは別に、このような適性診断を実施しています。「次の仕事が見つからない……」と悩んでいる方は、ぜひ受けてみましょう。
しかし、適性検査の結果だけにとらわれてはいけません。適性検査の結果から出てきた仕事についたら「こんな仕事やりたくない」なんてことにもなりかねません。
最終的に仕事を決めるのは、あなた自身です。適性検査はあくまで指針として、視野を広くして仕事を探してみましょう。