世界に通用する職業と聞くと、どんな職業を思い浮かべますか?
商社や海外旅行を扱う旅行会社、外資系に勤める方など、色々な職業が思い浮かぶと思います。そんな中、日本人なら誰でも狙える、世界に通用する職業があります。
その職業とは、どんなものでしょうか?
今の日本は国際化が進んでいます。海外の企業が日本に進出したり、日本の企業が海外に活動の場を広げたりしています。海外の企業が日本に進出するために必要なことは、何だと思いますか? それは『日本語』。日本でも英語はある程度通用しますが、日本でビジネスを展開しようとするなら、日本語をマスターすることも必要です。
海外から日本に進出するために日本語をマスターしなくてはいけませんが、マスターするためには、日本語の教師が必要になります。
日本人なら狙える、世界に通用する職業というのは『日本語の教師』。日本語の教師を求める国で、活躍することができます。
そして日本語の教師になるために必要な、ある検定が注目を浴びています。
日本語の基礎知識以外にも、日本の文化などの知識も必要!
注目を浴びている検定は『日本語能力検定試験』です。日本語能力検定試験は日本語の教師になるために勉強している人、日本語教育にすでに携わっている人が受験できる検定で、日本語を教えるために必要な知識や能力を検定する試験です。
試験の内容も多岐に渡っています。現代日本語の基礎知識はもちろん、日本との関係が深い国の歴史や宗教、民族的な知識なども必要です。また、海外で日本語の教師となることを想定した、異文化理解、異文化交流なども問題に含まれています(平成26年 日本語能力検定試験 実施要項)。
しかし、検定に合格するためには、高いハードルがありそうです。平成25年の合格率は約18.4%。海外で日本語の教師になるためには、しっかりとした勉強が必要です。
日本語の教師を求める国から認められている検定!
日本語能力検定試験は資格ではありませんが、公益財団法人 日本語教育学会の『教師募集情報』を見ると、日本語能力検定試験合格者を求める求人も数多く見受けられます。日本語の教師を求めている国から、それだけ認められている検定だと言えます。
もしも海外に通用する職業に就きたいなら、日本語の教師もひとつの手かもしれません。