12月に支給された冬のボーナス。今年は暦的にも長い休みが取りやすかった正月休みに「旅行に使っちゃった」「初売りで自分にご褒美をあげた」「とりあえず貯金しました」などなど、様々だと思いますが、他の人は何に使ったのかな? というところも気になりませんか?そんな気になる冬のボーナスについて、MM総研が『gooリサーチ』を利用して『冬のボーナス商戦に関するアンケート』を実施しました。
『冬のボーナスによる使いみち』を聞いたところ、『商品・サービスを購入する』との回答が36.9%と、前年の42.3%から大きく減少しています。冬のボーナスはクリスマスやお正月というイベントを控えているので、購買意欲が高くなるもの。しかしまだ景気の先行きが不透明で、お金を使う気になれないという方が多いようです。
しかしこのアンケートで大幅に増加した項目もあります。それは『住宅(頭金など)』で、昨年比2.4ポイント増の3.9%となりました。なぜ今大幅に増加しているのでしょうか?
住宅を購入するには最高のチャンス!?
景気が悪いということは、金利が低いということです。低金利である今を狙って、住宅を購入してしまおうと考えている人が増えてきているのです。住宅を購入する際に住宅金融支援機構の提供する長期固定金利の住宅ローン『フラット35』を利用すれば、今の低金利のまま、ローンを返済することができるのです。
『フラット35』は民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供している住宅ローン。住宅ローンを借り入れるときの金利が支払い終了時まで適用されるのが特徴です。金利は毎月変更されていますが、2012年12月に過去最低の1.810%となったのです。
昨年の7月以降、フラット35の最低金利は2%を割り込んだまま推移しています。今年の1月には1.990%に上がったものの、未だに2%を割った状態です。フラット35を利用して住宅を購入するという動きが活発に起こっているのです。
さらにもうひとつの理由が、近い将来行われる消費税増税です。5%から8%に上がってから住宅を購入すると、消費税金額は大きなものになります。消費税が上がる前に住宅購入を済ませるために、冬のボーナスを貯金にまわすという行動に結びついているのです。
景気は悪いですが、その分金利は安くなる。消費税が上がる前に大きな買い物をする。冬のボーナスを貯金しておくのも、今後のためには悪くない決断ですね。