会社員が年収を増やす方法の一つに不動産投資があげられます。しかし不動産投資、最初に元手となるお金が大量に必要なイメージがありませんか?実は、今話題の不動産投資には、少額から始められるものがあるのです。
そこで、年収を増やすためにできそうな、少額の不動産投資とはどんなものなのかをみていきましょう。
不動産投資とは、土地、マンション、アパートなどの不動産物件に先行投資をして利益を得る方法です。
イメージとしてはマンションの何部屋かを購入して賃借にするパターン、
マンション1棟やアパート1棟を建てたり購入したりして賃料を得るパターン、
購入した不動産を購入時以上の金額で売却するパターンといくつかの方法があります。しかし、どのパターンでも「最初に大きなお金がいる」ということで、敬遠している人も多いでしょう。
ところが今注目されているのは、少額から始められる不動産投資『J-REIT(ジェイ-リート)』です。果たしてどんな仕組みなのでしょうか?
株式のように、少額から購入できる『J-REIT』
J-REITは証券取引所で上場されている投資信託のひとつです。(一般財団法人投資信託協会:J-REITってなんだろう)
通常の不動産投資では、一人が一つの物件に投資を行い、利益を得ることがほとんどです。それに対して『J-REIT』は、複数の人から資金を集めて物件を購入して利益を分配します。
J-REITは株価のように『銘柄』があり、それぞれに『価格』がついています。価格は高いもので80万円ほどのものもありますが、安いものだと数万円からと、かなりリーズナブルなものまであるのです。(野村証券:REIT銘柄一覧)
投資をすると『投資証券』が発行され、それぞれの物件で得た賃借料などの収益を、投資証券を持っている人たちで分け合うという分配方式になります。そしてJ-REITの場合、収益の90%を投資家に分配するので、分配金が出やすいという環境になっています。
『ミドルリスク・ミドルターン』の不動産投資に最適な時期?
近年、J-REITに注目が高まっている理由としては「不動産の状況が好転しているから」ということがあげられます。その証拠に、昨年下半期にはJ-REIT銘柄がリーマンショック以来の含み利益を記録しているのです。(日本経済新聞:3月22日付)
それと同時に東京、大阪、名古屋を中心に地価が上がっており、この流れは今後も続くのではないかと言われています。
不動産投資は銀行にお金を預けておくよりはリスクが高く、株に投資するよりはリスクが低いので、『ミドルリスク・ミドルターン』と呼ばれています。銀行に預けておくよりも、地価の上昇に伴って価格も上がっていくと思われるJ-REIT銘柄は、株式よりも悪くはなさそうです。
不動産投資と聞いてちょっと警戒してしまう方もいるかもしれませんが、J-REITに、ぜひ問い合わせてみてはいかがでしょうか?