もしもあなたの職場に仕事に対してモチベーションがないなと感じられる人がいたら、その人は会社が好きではないのかもしれません。「会社が嫌いなら仕方ないな」と思われがちですが、会社が嫌いになってしまう理由は、ごく身近にありました。あなたのひとつの行動が『会社嫌い』な人を『会社好き』な人に変えることができるのです。
『会社が嫌い』な理由とは?
株式会社ジェイティービーモチベーションズが全国の20~40代の企業に勤める人に行った『会社が好きですか』という調査に、その秘密は隠されています。
『会社が好き』だと答えた人にその理由を尋ねたところ、92%もの人が『社内の人間関係が良い』と回答しています。逆に『会社が嫌い』と答えた人は18.2%と大きな開きがあります。また『会社が好き』な人の中で『社内に尊敬できる社員がいる』のは78%。『会社が嫌い』な人は19.7%でした。
誰もが『会社』という組織に入りますが、最も多く接するのは同じ部署の上司であり、同僚です。もしもモチベーションが感じられない同僚がいたら、その人は『会社が嫌い』になる予備軍です。常にコミュニケーションを取って、良好な関係を築いていくことが大切です。
またあなたが上司なら、部下をひとりひとりしっかりと見てあげることが重要です。上司から励ましの言葉をかけられれば、部下も安心します。その一言がモチベーションアップにつながっていくのです。
好きか嫌いかで、仕事へのモチベーションは大きく変わる!
『会社が好き』な人の88%は『仕事に対するモチベーションは高い』と答えています。逆に『会社が嫌い』な人はわずか6.1%。会社が好きになるか嫌いになるかで、これだけの差が出てしまうのです。
会社が嫌いになってしまうと、仕事へのモチベーションを失ってしまいます。モチベーションを失うと、もっと会社が嫌いになってしまいます。
モチベーションを上げれば解決できる項目が、会社嫌いの理由に!
『会社が嫌いな人』は、『今の会社では、正当な評価をされている』と思っている人は3%、『今の会社では自分の個性やアイデアを活かせる』が4.5%と非常に低くなっています。このふたつの項目は、モチベーションを上げて仕事に取り組めば、絶対に上げることができるものです。そのためにも上司は部下の仕事をしっかりと見て、同僚はサポートしてあげるべきです。
春に入社する新入社員、移動してくる同僚に、まずはコミュニケーションを積極的に取って、いい人間関係を築いていくことが『会社好き』な社員を増やしていくのです。