「いつやるか? 今でしょ!」
最近テレビやインターネットを見ていると、よく見るフレーズです。このフレーズを連呼しているのはカリスマ予備校講師の林修氏。テレビ番組だけではなく、今ではCMまでにも引っ張り出されていて、ちょっとした人気タレントのようですよね。
その林氏が昨年出版した著書があるのですが、これが今注目を浴びています。「予備校講師だから、受験生向けだろう」と思うことなかれ。仕事に悩む若手ビジネスパーソンにもぜひ読んでもらいたい、自己啓発本です。
その林氏の著書は宝島社から発行されている、その名もズバリ『いつやるか? 今でしょ!』。サブタイトルには『今すぐできる45の自分改造術!』とあるように、ちょっとしたことから自分を変えていこうというアドバイスを送ってくれています。
今すぐできる改造術を身につけよう!
この本は全部で6章までとなっていて、第1章では『今すぐやるべき基本の習慣――できる人の「普通」を今日から取り組む』と題して、基本の習慣を改めることを提唱しています。
「挨拶は誰にでも平等にしよう!」、「歩きながら考える習慣をつけよう!」など、すぐに取り込める事柄が挙げられています。
このようなかたちで第6章まで、今すぐできる改造術を提唱してくれています。
さすが現代史の講師である林氏、文章に説得力があり、自分を改造するなら「今でしょ!」と思わせるものがありました。
波乱に富んだ経歴から得られた珠玉のアドバイス群
今でこそ人気予備校講師の林氏ですが、これまでの経歴は意外と波乱に富んでいます。林氏は現役で東京大学法学部に入学。バブル景気で沸く中、日本長期信用銀行に入社します。ところが「この銀行はすぐつぶれるな」と思いなんと半年で退社してしまいました。
その後予備校講師となり現在のブレイクにつながるわけですが、そこに至るまでの過程において体験したことも書き連ねています。
今仕事に悩んでいるビジネスパーソンには、解決のヒントになる1冊でしょう。
この本の冒頭には今流行のフレーズがどのようにして生まれたかが記されています。予備校講師として「わかりやすい授業」を目指していた中、目にした紙切れとは? その紙切れに書いてあった言葉とは?
「今、やろう!」と思っている方、悩んでいて何かきっかけが欲しい方はぜひ一読してください!