ビジネスパーソンはそれぞれが会社に属し、会社から任される仕事をこなすことで給与を得ています。日々忙しく仕事をしていく中で、忘れがちなことがあります。それは「会社への貢献」です。あなたは自分の仕事が、会社に貢献していると思いますか?
キャリアデザインセンターは25~34歳の若手ビジネスパーソンを対象に『自分の仕事上の能力や成果が、会社に貢献しているか』を尋ねた意識調査を行いました(キャリアデザインレポート2012 自分の仕事上の能力や成果が、現在の会社の業績に貢献していると思いますか)。
グラフ:キャリアデザインレポート2012 業績貢献評価調査
会社の業績に貢献するビジネスパーソンになる! 売上以外に注目されている数字とは?
ビジネスパーソンはそれぞれが会社に属し、会社から任される仕事をこなすことで給与を得ています。日々忙しく仕事をしていく中で、忘れがちなことがあります。それは「会社への貢献」です。あなたは自分の仕事が、会社に貢献していると思いますか?
2012年の調査によると『思う』が6.8%、『どちらかというと思う』が38.4%。『思う』の合計は45.2%でした。2011年の調査では、『思う』の合計は54.1%でしたので、約10%減少しています。景気があまり良くない状況が続いており、会社の業績に貢献していると思うビジネスパーソンは減少したと見られます。
特に営業職の場合、自分の仕事が成果を上げて売上を上げることができれば、胸を張って「業績に貢献している!」と言えます。しかし今、「売上」という数字だけで「業績に貢献している」とは言えなくなってきているようです。
注目を集める『限界利益』と『貢献利益』
売上以外の数字として注目を集めているのは『限界利益』と『貢献利益』です(ダイヤモンド・オンライン 会社に貢献する社員は「限界利益」と「貢献利益」を意識して働く)。
『限界利益』とは、売上から会社で発生する売上の増減に伴って掛かる経費である『変動費』を引いたものになります。変動費は材料、資材の原価、仕入れに発生するロイヤリティなどがあたります。
例えば売上が同じ500万円の社員がいたとします。Aさんの変動費は200万円、Bさんの変動費は300万円だった場合です。
Aさん:売上500万円-変動費200万円=限界利益300万円
Bさん:売上500万円-変動費300万円=限界利益200万円
この場合売上金額は同じでも、Aさんの方が限界利益は高く、会社への貢献度が高くなるという具合です。
そしてもうひとつの『貢献利益』とは、限界利益から自分の責任範囲の経費である『管理可能費』を引いたもの。自分の管理下にある経費を削減することで、貢献利益は上がっていきます。同じ限界利益を上げているふたりを比べた場合、管理可能費が少ない方が貢献利益は高くなり、会社への貢献度は高くなります。
利益を考えて売上を作ろう!
もちろん売上を上げることも大事です。しかしいくら売上を上げても経費ばかりかけてしまえば貢献利益は下がり、本当の意味で「会社に貢献している」とは言えなくなってきています。売上を上げる前にどの程度の変動費と管理可能費がかかっているのかを把握する必要があります。利益の事を頭に入れておくことが、会社へ貢献するために重要です。
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