女性が多い職場では、男性はいろいろと気を使います。ましてや自分が上司として女性を率いていかなくてはならない場合は、さらに大変です。「男性の部下と同じように叱っていいものだろうか……」なんて悩んでいる男性も多いのではないでしょうか? 今回はそんな立場の方にぜひ読んでいただきたい1冊を紹介します。
その本とは『成功する男はみな、「女子力」を使う 女性社員に好かれる24の法則』(文芸社 角川いつか著)です。サブタイトルにあるとおり、どうすれば女性社員に好かれるのかを記した、非常に有意義な内容となっています。
男性と女性では『目線』が少々違います。例えば「いつも爪がのびている」「私物のコーヒーカップが汚い」といったことから、女性に嫌われてしまうこともあります。仕事には関係ないところから、女性に嫌われてしまうのです。
この本では女性の目線から、どういう男性が好まれるのかを解説しています。
読みやすい構成が『女子力』をアップさせる!
内容も非常に分かりやすいものになっています。各節は解説からはじまり、解説に沿ったケーススタディを紹介。具体例を記すだけではなく、良いところ、悪いところに注釈が付けられ、分かりやすいだけではなく面白く紐解いていきます。どういう対応なら100%女性に好かれる対応だったのか? またどうすれば好かれるのかをまとめています。
例えば、女性にとって会話は快楽であることや、女性には「叱って伸ばす」という方法は通用しないこと、自分の価値観を押し付けず、女性社員の価値観に対して共感することなど、女性社員への接し方のヒントが沢山盛り込まれています。
この流れで24の法則を身につけることができます。構成も良く、どんどん読み進めていけるところも、この本をおすすめする理由のひとつです。
女性が多い職場の男性にもおススメ!
今ではほとんどの職場に女性がいると思います。同僚に頼れる女性がいる、事務方によくサポートしてくれる女性がいるという場合も多くあるでしょう。そんな女性とうまくコミュニケーションが取れないと、仕事に支障が出てしまいます。今女性の部下との接し方に悩んでいる上司はもちろんですが、同僚に女性が多い職場に勤める男性にも、ぜひ一読していただきたいと思います。男性も『女子力』をアップすれば仕事も円滑に進めることができますよ。