仕事で経験を積んで、いつかは一人で仕事をしたい。いわゆる『独立・開業』を目標にしているビジネスパーソンもいるのではないでしょうか?
『独立・開業』をする場合、大きな会社と違うことのひとつと言えば『福利厚生』です。しかし中小企業でも、少ない金額で福利厚生を受けられるサービスが存在します。
独立・開業を目指している方はもちろん、中小企業へ転職を考えている方も、知っておいて損はない仕組みです。
福利厚生とは従業員の経済的保障を手厚くして、従業員の組織貢献度を高めることが目的です。例えばスポーツクラブを無料で利用できたり、各種宿泊施設を割引で利用できたりといった特典が、会社によって用意されています。
しかし現在、中小企業と大企業の間には、福利厚生の面で格差が存在します。この格差を解消するために、中小企業向けの福利厚生サービスが提供されています。
それが『中小企業勤労福祉サービスセンター』です。
安い会費で利用できる、中小企業向け福利厚生サービス!
『中小企業勤労福祉サービスセンター』は全国各地にあり、従業員300人以下の中小企業が加入することができます。会費は各センターで変わってきますが、一人当たり最高でも月1000円程度。非常に安い金額で各種福利厚生サービスを受けることができます。
会費が安い理由は、国の補助があるから。収める会費はすべて必要経費となるために、手厚い福利厚生サービスが受けられます。
サービス内容も地域によって変わりますが、祝い金などの給付事業、各種レジャー施設や人間ドックなどを割引で利用できる福利厚生事業で構成されていて、大企業と比べても遜色ない福利厚生サービスが提供されています。
加入する事業主は、福利厚生を充実できる上に、各種手続きはサービスセンターが行うので担当者を置く必要がなく、経費負担も軽いというメリットがあります。
もしも中小企業に転職を考えている場合で福利厚生が手厚くないと感じたら、『中小企業勤労福利サービスセンター』について提言を行うことも悪くないですね。
今ではフリーランスも利用できる福利厚生サービスがある!
また最近ではクラウドソーシングが流行の兆しを見せています。その中でもエンジニアやデザイナーが利用する『クラウドワークス』では、月に1万円以上の報酬を得ている利用者に、無料で福利厚生サービスを提供を始めました(TechWaveより)。
エンジニア、デザイナーで、ゆくゆくはフリーランスとして活動したいと考えている方にとって、福利厚生がなくなるのは非常に不安。そんな不安を解消するためにも、非常に有用なサービスです。
働くすべての人たちにとって、福利厚生サービスがある社会が理想ですが、なかなか進んでいないのが現状です。
独立・開業を目指す人、中小企業に転職する人、フリーランスで仕事をする人。すべての人に手厚い福利厚生を提供できるようになれば、社会はもっと元気になるのではないでしょうか?