社員寮がある仕事に興味を持ったことはありませんか? 確かに、寮があると家賃も安い事が多く、経済面で非常に助かります。また職場の近くにあることも多く、通勤時間も短くてすみます。求人を見ていて自分に合いそうな仕事を見つけたうえに『寮完備!』と書いてあったら、魅力的ですよね。 しかし社員寮、手放しで喜べないものも存在します。(参考:Cook+総研 社宅・社員寮の求人を探す時にチェックしたい、12のポイント) 社員寮などは家賃が安いことが利点のひとつ。例えば社宅の場合、周辺家賃相場の20%から50%が平均的な家賃設定のラインだと言われています(社宅家賃.com ここまで安い? 家賃相場と非課税枠)。周辺の家賃が7万円前後だとすると、社宅の場合1万4千円から3万5千円程度とかなりの安さですね。実家からの独立を考えている場合、この家賃は魅力的です。 しかし、物件を見ないで「寮に入ります!」と言ってしまうと、想像しているものと違うとなったら大変です。
社用社宅と借上げ社宅の違い
社宅や寮には、大きく分けて2種類あります。ひとつは『社用社宅』。土地や建物が会社の名義になっていて、会社の社員しか住めないものです。よく大企業で見かけるものですね。 もうひとつは『借上げ社宅』。会社の名義で賃借契約をして、家や部屋を社員に貸すものです。 もしも寮が『社用社宅』だった場合、お隣ご近所はすべて同じ会社の人。プライベートでも会社の人と顔を合わせなくてはいけません。もし、あなたがオンオフをハッキリさせたいなら、『借上げ社宅』式の寮に入った方がいいでしょう。
単身者向け寮の注意点とは?
また『単身者向け寮完備』といった場合、細かな条件を聞く事が必要です。例えば社用社宅タイプの寮の場合、トイレなどを共用で使うこともあります。また寮自体に門限があるなど、細かなルールが決められている場合もあります。 さらに単身者向けではあるものの、1人部屋ではなく何人かでルームシェアをする場合もありえます。念願の一人暮らしだと思っていたらルームシェアだった、ということも、もしかしたらあるかもしれません。
チャンスがあれば、面接時に質問しよう!
単純に『寮完備』をうたっていても、様々な寮のかたちがあります。寮に入りたいと思ったら、まずは物件自体を自分の目で確認した方が賢明です。もしも面接の際に聞くチャンスがあれば、聞いてみるのも一つの手です。ただし、寮の質問ばかりではなく、仕事の質問も忘れないでくださいね。