経理の仕事は、会社の経営を支える大事な仕事です。基本的に事務仕事なので人気がある職種ですが、お金の計算をしているだけでは優秀な経理とは言えません。
転職でも有利になる、経理に必要なスキルとはなんでしょうか？
経理は毎日の出入金の管理や帳簿をつける事をはじめ、会社のお金に関することを記録する仕事です。また決算書や賃借対照表、財務諸表の作成といった、会社の経営に書かせない書類の作成も担っています。
経理の仕事につくためには、特に資格はありません。しかし日商簿記2級以上やエクセル、ワードなどのパソコンスキルがあれば、より採用者の目に留まる可能性が高いと言えます。
そして大事なことは事務処理能力や正確性。お金の入力を間違ってしまっては、会社の経営に大きなダメージを与えてしまう可能性もあります。
さらに重要視されるのが経理の実務経験。経理の仕事を経験していれば、転職の際に非常に有利になります。
とはいえ、経理の仕事はお金の計算だけではありません。
お金の『記録』の後に続く、仕事のステップ
経理はお金の出入金の管理等を『記録』することが主な仕事です。しかし経理の仕事には、更なるステップがあります。
記録した後に必要なのは『分析』すること。例えばお金の出入金があったときに、何か異常な数字があったとします。その異常な数字をもっと詳しく調べたり、現場に確認したり、チェックすることが経理には必要なことです。
さらに大切なことは『助言』すること。お金の流れがうまくいっていことを最初に把握するのは経理です。その事実から経営陣に助言をし、経営の意思決定の材料を提供することも経理の大事な仕事です（ダイヤモンド・オンライン『御社の経理担当は、「3つの仕事」をやっていますか？』）。
実は大事な『コミュニケーション能力』
今経理の仕事についている人の場合、『分析』『助言』という仕事はできているでしょうか？ お金の『記録』から見えることを『分析』『助言』することこそ、経理に必要なスキルです。
しかし、中にはコミュニケーションが苦手で、『分析』『助言』ができないという方もいるかもしれません。しかし経営陣と密にコミュニケーションをとり、『分析』『助言』を伝えられてこそ、本当の経理の仕事です。
実は経理の仕事、事務処理能力や正確性に加え、コミュニケーションスキルも必要です。経理の実務経験があり、転職を考えている方は、自分のコミュニケーション能力を磨く必要があります。
