勉強は効率よく進めたいもの。資格取得や転職のための試験のために、勉強をしているビジネスパーソンも多いと思います。しかし、自分では効率よく勉強しているつもりでも、結果がついてこないという方は要注意。もしかしたら効率が悪い勉強の仕方をしているかもしれません。
効率よく勉強をするために必要なことは、『計画を立てる』ことです。試験日を把握し、勉強期間を設定して、設定した計画どおりに進めていけばいいわけです。しかし、計画を立てる際に大事なことがあります。それは『自分のレベルを知っておく』ことがポイントになってきます。
苦手科目を重点的に勉強する!
例えば「TOEICを受験しよう!」と計画を立ててみることにしましょう。TOEICは英語のリスニング、リーディングの2科目があります。簡単に計画を立てるなら、ふたつの科目を均等に勉強するようにすることです。しかし、まったく考慮に入っていないのが上記で述べた『自分の今のレベル』です。
そこで、まずは模擬試験にトライします。例えば、自分では「リスニングが苦手」だと思っていたのに、模擬試験の得点ではリスニングの方が取れていたのなら、重点を置いて勉強をするのはリーディングとなります。模擬試験を事前に実施することで、自分の苦手な部分が見えてきます。苦手な部分を克服する勉強計画を立てることが、効率良く勉強をする秘訣ということです。
自分のレベルにあった目標設定を!
また「TOEIC目指せ900点!」という目標で計画を立てる場合、目標の「900点」が自分にとって高望みの目標ではないのか、客観的に評価することも重要です。
TOEICの2014年12月の試験では最高得点が990点でした。しかし平均点を見ると596.2点でした。もしも模擬試験を実施してみて平均点以下だったら……。いきなり最高得点に近い900点を目標にするのは、明らかに高すぎる目標です。まずは自分のレベルに合わせた現実的な目標を定めることも、計画を立てるためには必要です。
レベルにあった計画を立てて、効率よく勉強しよう!
効率よく勉強するには計画を立てて、苦手な部分を強化することが大事です。しかし計画を立てる前に模擬試験をしておけば、より細やかな計画が立てられますし、苦手な部分を把握することもできます。勉強することを思い立ったら、計画を立てる前に、まずは模擬試験を実施してみてはいかがでしょうか?