【第十二話】開発期間って手をもてあますのだ
『type』の運営会社、キャリアデザインセンターが発行する
就職情報誌『就活type』(2010年10月1日発売)のiPhoneアプリ版が
先日リリースされました。
当社初の試みとなった、このiPhoneアプリ開発。
その舞台裏では、日々いろいろな事件(?)が起こっていました。
開発担当の新米エンジニア・ムラが体験した
驚きと苦しみと喜びに満ちたiPhoneアプリ開発記をお届けします。
【第十二話】開発期間って手をもてあますのだ
- ムラ
- Mac book、iPad、iPhone3GS、ガラケー(モバゲー用)、EMobile, Apple信者、仕事ではWindowsXPを使用
- Apple、はてな、ロックンロールニュース、ポテン生活
- 『type』を運営するキャリアデザインセンターの
システム部門に在籍する新米エンジニア。
システム開発・保守担当だが、実作業は社外の開発会社に依頼している。
たまにプログラミングやサーバー構築も手掛けるが、実務経験は浅い。
温厚な性格ながら、時に鋭い毒舌を披露することも。 技術については独学で学ぶのが好き。 技術の参考書を集めることが趣味だが、読了しているものはほとんどない。
こんにちは、ムラです。
どうも。
アプリの開発を自分でしてないものですから、
最初のベースとなるアプリがくるまでは結構手をもてあます感じですね。
最初のアプリ確認をするまで少し時間があいていたので、
その間でMacとiPhoneを揃えたり、デベロッパー登録をしたりと、
事務的な内容が多かったです。
あんまりおもしろくないな・・・。
そう思いつつ待っていたのですが、
初めてテスト用のアプリを iPhone で確認したときは感動しました。
「すげー!アプリになってる!」
よろこばしい・・・。これはいい・・・いいよ・・・。
と思いつつ、いろいろといじっていると、
「ここはこうしたい」っていう要望は出てくる。
それを何度かパートナーさんとやりとりして修正。
幸い、大きな仕様変更や、クリティカルなバグなどはなかったのでスムーズに進みました。
また、どこでもアプリをダウンロードできるようにアプリのサイズを20MB以下にする必要があったため、
誌面のデータはサーバーからダウンロードしてもらうようにしました。
なるべく早くダウンロードができるように1つ1つのファイルサイズを小さくするように配慮してもらっています。
誌面のデータをアプリに埋め込めたらよかったのですが、そうするとアプリのサイズが20MBを超え、
Wi-Fi環境でしかアプリのダウンロードができなくなるかもしれないため、
学生の利用シーンに合わないのではと考えた結果です。
それにしても iPhoneアプリってすごいですよねー。
こんな小さな画面で情報誌が読めちゃうんですものー。
自分たちが作ったものがこうやって世に出て行くのってうれしいですわー。
っていっても、最終関門のAppleレビューがある。
われらがパートナーさんは経験豊富なiPhoneベンダーですから、
技術的なところでリジェクトされることはないだろうと思いつつ、
得体の知れない不安に駆られたりして。
審査には2週間のバッファを見込んで、
開発は早めに終わらせました。
さぁ、次はレビューです。
いよいよ世の中に出て行くのですね・・・!
(次回に続く)
※毎週金曜日更新
- 【第一話】 《プロローグ》仕事は突然やってくる
- 【第二話】 「どんなアプリを作ればいいのやら・・・。」
- 【第三話】「WWDC2010 ではなく MCDC2010 (Mura Cdc Developer Conference 2010)」
- 【第四話】コーヒーブレイク編「ムラとiPhone」
- 【第五話】パートナーさん、こんにちは(その1)
- 【第六話】パートナーさん、こんにちは(その2)
- 【第七話】キックオフ
- 【第八話】Mac を求めて
- 【第九話】コーヒーブレイク編「iPad発売当日」
- 【第十話】アッポゥデベロゥッペァ!(その1)
- 【第十一話】アッポゥデベロゥッペァ!(その2)
- 【第十二話】開発期間って手をもてあますのだ
- 【第十三話】右往左往でしたけど。
- 【第十四話】Ready for sale
- 【第十五話】皆さんありがとう!