【第十四話】Ready for sale
『type』の運営会社、キャリアデザインセンターが発行する
就職情報誌『就活type』(2010年10月1日発売)のiPhoneアプリ版が
先日リリースされました。
当社初の試みとなった、このiPhoneアプリ開発。
その舞台裏では、日々いろいろな事件(?)が起こっていました。
開発担当の新米エンジニア・ムラが体験した
驚きと苦しみと喜びに満ちたiPhoneアプリ開発記をお届けします。
【第十四話】Ready for sale
- ムラ
- Mac book、iPad、iPhone3GS、ガラケー(モバゲー用)、EMobile, Apple信者、仕事ではWindowsXPを使用
- Apple、はてな、ロックンロールニュース、ポテン生活
- 『type』を運営するキャリアデザインセンターの
システム部門に在籍する新米エンジニア。
システム開発・保守担当だが、実作業は社外の開発会社に依頼している。
たまにプログラミングやサーバー構築も手掛けるが、実務経験は浅い。
温厚な性格ながら、時に鋭い毒舌を披露することも。 技術については独学で学ぶのが好き。 技術の参考書を集めることが趣味だが、読了しているものはほとんどない。
どうも、ムラです。
いきなりグッジョブな感じです。
がんばって開発をしてきたアプリは、今レビュー中です。
レビュー中、ずっと不安でした。不安で毎日穏やかに過ごすことはできませんでした。
一回でレビューを終えることができなかったら、
情報誌の「就活type」と同じ発売日に AppStore で公開するのが難しくなるためです。
レビューの期間、google でレビューについて書かれているブログを読み漁り、
リジェクトについて書かれているブログに、今回開発したアプリと少しでも重なると、
さらに不安が膨張するという悪循環で、あわわあわわしてました。
そして、風の噂ではあったのですが、
レビュー基準が変更されたためレビュー期間が今までよりも長くなっているという話題もありました。
こうなってしまったらもうどんなネタでも僕は悩まされるわけです。
ポジティブシンキングはどこへやらという感じです。
そんな僕を救ってくれたのは、情報誌発売日の3日前。
Apple からメールがきました。
そしてそのメールの中に、
「Ready for Sale」
の文字が!!
やりました、レビュー通過です!
いえーい!
不安が解消されるってすばらしいですね。
心が一気に晴れました。
予定通りのスケジュールで無事公開することができてホッとしました。
あとはリリースされるのを待つばかりです。
ふふ。
実際に AppStore に並んだら、どんな気持ちになるんだろうと、
今度は逆に楽しみになってきました。
調子いいです、僕は。
ホント、レビューに出してから Ready for Sale になるまではまったく油断できません。
教訓としては、リリース日が決まっているアプリは可能な限り早めに出したほうがいいです。
リジェクトされたら、笑い事ではすみません…。
(次回に続く)
※毎週金曜日更新
- 【第一話】 《プロローグ》仕事は突然やってくる
- 【第二話】 「どんなアプリを作ればいいのやら・・・。」
- 【第三話】「WWDC2010 ではなく MCDC2010 (Mura Cdc Developer Conference 2010)」
- 【第四話】コーヒーブレイク編「ムラとiPhone」
- 【第五話】パートナーさん、こんにちは(その1)
- 【第六話】パートナーさん、こんにちは(その2)
- 【第七話】キックオフ
- 【第八話】Mac を求めて
- 【第九話】コーヒーブレイク編「iPad発売当日」
- 【第十話】アッポゥデベロゥッペァ!(その1)
- 【第十一話】アッポゥデベロゥッペァ!(その2)
- 【第十二話】開発期間って手をもてあますのだ
- 【第十三話】右往左往でしたけど。
- 【第十四話】Ready for sale
- 【第十五話】皆さんありがとう!