初めてのiPhoneアプリ開発 【第四話】 コーヒーブレイク編「ムラとiPhone」


はじめてのiPhoneアプリ開発 〜新米エンジニアの苦悩の日々〜

『type』の運営会社、キャリアデザインセンターが発行する 就職情報誌『就活type』(2010年10月1日発売)のiPhoneアプリ版が 先日リリースされました。
当社初の試みとなった、このiPhoneアプリ開発。 その舞台裏では、日々いろいろな事件(?)が起こっていました。
開発担当の新米エンジニア・ムラが体験した 驚きと苦しみと喜びに満ちたiPhoneアプリ開発記をお届けします。

【第四話】 コーヒーブレイク編「ムラとiPhone」


  • ニックネーム  ムラ
  • 使っているPCやガジェット
  • Mac book、iPad、iPhone3GS、ガラケー(モバゲー用)、EMobile, Apple信者、仕事ではWindowsXPを使用
  • 好きなサイト
  • Apple、はてな、ロックンロールニュース、ポテン生活
  • プロフィール
  • 『type』を運営するキャリアデザインセンターの システム部門に在籍する新米エンジニア。 システム開発・保守担当だが、実作業は社外の開発会社に依頼している。 たまにプログラミングやサーバー構築も手掛けるが、実務経験は浅い。
    温厚な性格ながら、時に鋭い毒舌を披露することも。 技術については独学で学ぶのが好き。 技術の参考書を集めることが趣味だが、読了しているものはほとんどない。

今回、筆者が制作したiPhoneアプリ

何のための就職か、その本質を伝える情報誌「就活 type」。各界のトッププレーヤーに聞くリアルな会社の情報や、働くとは何か等、自分のキャリアを深く考えるヒントが掲載された、就活生必見の情報誌。今回は、その就活typeをiPhoneアプリとして再編集しました。


はい、どうも。ムラですよ。

開発するアプリの概要も決まったことだし、ちょっとお茶を濁したいと思います。

今回は僕とiPhoneの小咄でもしましょうか。

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僕とiPhoneの出会いは突然でした。

iPhoneを購入したのが、2009年の6月。
ちょうど、3GSが発売して間もない頃。

3Gから3GSになって、ネットの速度が向上しました。
そして、iPhone OS 3.0 でSMSがサポートされたので僕も注目していました。
3G発売当時は、気になりつつも様子見をしていたんですが、
この頃にはiPhoner(ムラ用語)も少しずつ周りに増えていたので、
もうそろそろかなとは思っていたのです。

とある週末、会社の皆と屋形船で飲もう!という企画がありまして、
日曜日だったかなぁ、有楽町で待ち合わせをすることになっていました。
東京湾で屋形船。そしてもんじゃ焼きとお好み焼き食べ放題です。
屋形船に乗るのは初めてで、ちょっとウキウキしてました。
が、この話は置いときます。

待ち合わせは有楽町です。

有楽町といえば、銀座が近い。

銀座といえば、AppleStoreがある。

AppleStoreといえば、iPhoneが置いてある。

iPhoneがあるのならば、見ておこう。

ということで、僕は待ち合わせの前にAppleStoreに向かいました。
超わかりやすい性格です。

ムラは有楽町、銀座辺りに出没すると必ずAppleStoreかBIC CAMERAに足を向けます。
いるだけで落ち着くんです。きっと共感してくれる人はいますよね。
ほかには、本屋、図書館、スーパーにいるときも落ち着いてしまいます。
まぁ、この話も置いときます。

AppleStoreのウィンドウには、iPhoneがドカーンと宣伝されてます。

当然、iPhoneは売り切れ御免!なんだろうなぁと思いつつも、
そわそわしている僕がいます。

そんなそわそわしている僕を、
青いシャツがまぶしいAppleStoreの店員さんがアバークロンビーの店員さんのように
さわやかな笑顔でこちらを見ています。

HEY!MURA iPhone is here!

僕はドキッっとして、引きつけられてしまい、思わず話しかけてしまいました。

「iPhoneって、在庫あったりするんでしょうか」

青いシャツがまぶしい店員は真っ白な歯で微笑みながら(イメージですが)、
僕にささやくのです。

「今なら30分で手続きできますよ」

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

超人気のすぐ売り切れてしまうiPhoneが目の前にある。
この状況、僕にとってはもうアウトです。

自分に不必要なものであろうが、
話題性があって数が少ない商品にはコロッとオチてしまします。
これ以上なく見事にAppleの戦略にはまっていると思います。

いいんです、僕。それでも幸せですから。
買わされたんじゃない。買ったんです。
そう、僕はiPhoneが欲しかったんです。まさにそうなんです。

そんなこんなで超無計画にSoftbankにナンバーポータビリティしたわけです。

待ち合わせ時刻の5分前ギリギリに手続きが終わったので、
メールの設定やら、電話帳の移行やら、やらなければいけないことがたくさんあるのですが、
屋形船は待ってくれません。

待ち合わせから船が出るまでの時間では到底すべてを終わらすことはできず、
屋形船の上でもんじゃを食べながらイジイジしていたわけです。

同僚からは、「なんかゲームしている子供がいるぞ」と揶揄され、
「しまえよ、オマエー!」と怒られてました。
隠して設定していても、すぐにばれて怒られます。
それでも僕はiPhoneをイジイジしました。

それだけiPhoneを気に入ったんです。

かれこれ1年ちょいの付き合いとなりましたが、
今回はiPhoneに関わる仕事をすることができてよかったと思っています。

次回はちゃんとアプリ開発のこと書いてみたいと思います。

(次回に続く)
※毎週金曜日更新