初めてのiPhoneアプリ開発 【第五話】 パートナーさん、こんにちは(その1)


はじめてのiPhoneアプリ開発 〜新米エンジニアの苦悩の日々〜

『type』の運営会社、キャリアデザインセンターが発行する 就職情報誌『就活type』(2010年10月1日発売)のiPhoneアプリ版が 先日リリースされました。
当社初の試みとなった、このiPhoneアプリ開発。 その舞台裏では、日々いろいろな事件(?)が起こっていました。
開発担当の新米エンジニア・ムラが体験した 驚きと苦しみと喜びに満ちたiPhoneアプリ開発記をお届けします。

【第五話】 パートナーさん、こんにちは(その1)


  • ニックネーム  ムラ
  • 使っているPCやガジェット
  • Mac book、iPad、iPhone3GS、ガラケー(モバゲー用)、EMobile, Apple信者、仕事ではWindowsXPを使用
  • 好きなサイト
  • Apple、はてな、ロックンロールニュース、ポテン生活
  • プロフィール
  • 『type』を運営するキャリアデザインセンターの システム部門に在籍する新米エンジニア。 システム開発・保守担当だが、実作業は社外の開発会社に依頼している。 たまにプログラミングやサーバー構築も手掛けるが、実務経験は浅い。
    温厚な性格ながら、時に鋭い毒舌を披露することも。 技術については独学で学ぶのが好き。 技術の参考書を集めることが趣味だが、読了しているものはほとんどない。

今回、筆者が制作したiPhoneアプリ

何のための就職か、その本質を伝える情報誌「就活 type」。各界のトッププレーヤーに聞くリアルな会社の情報や、働くとは何か等、自分のキャリアを深く考えるヒントが掲載された、就活生必見の情報誌。今回は、その就活typeをiPhoneアプリとして再編集しました。


こんにちは。
秋真っ盛りですね。

秋らしい事と言えば、姉から松茸を食べたという報告を受けたことぐらいです。
自分ではなにもしてません。

さて、前回までで作るアプリの概要の決まりました。
iPhoneアプリを作る事ができない僕ですから、パートナーさんにお願いをすることなりました。

いずれは自分で作成したいですねー。
Objective-Cとかカリカリ書いてたらかっこいいなぁとか思っていたのですが、
いままでphpしか書いた事ないのでObjective-Cの

UILabel *label = [[UILabel alloc] initWithFrame:CGRectMakeZero]

という謎の書き方にヘコみました。
上のやつはphpだと、

$label = new UILabel(CGRectZeroMake);

みたいな感じなんでしょうか。
とりあえず出だしからObjective-Cの謎の文法には拒絶反応を起こしてました。
その「*」なんだよ!みたいな。(ポインタですね)
InterfaceBuilderとかもホント謎です。僕にはワンダーです。
webサイトだと、Dreamweaverみたいなものなんでしょうか。
よくわからん。
(今はだいぶ慣れてきてます。セレクタは便利だなぁ思っています。最近はUIKitの勉強が楽しいです)

さて、横道それたので元に戻ります。

僕の今のミッションはパートナーさん選びですからね。
知識がない中でちゃんと評価をしないといけないので複数の会社にお声をかけなければ。

まぁ、何にも情報が無いわけですから、まずは Google さんのお世話になることにしました。
最初に検索したワードは「iPhone 開発」です。

あまり検索結果には開発会社は出てきませんね。
スポンサーリンクにはたくさんの会社が名を連ねていますね。

スポンサーリンクを上から順に押していきましょう。
(これ、SEMですよね。クリックしちゃってごめんなさいね)

うーん、ココだ!
ってイメージがどれもわいてこない。

なんだろう。
どこの会社も同じに見える。

というよりも、ホームページ見ただけでは到底情報が足りなくてだめだ。
やっぱり、お会いしてお話をしないといけませんな。

ひとまず、RFPらしきものを作成して少し気になっている複数の会社に企画の依頼をしてみました。
開発方法やら手順やら、まったくの無知だったので、
とりあえずWebアプリと同じ感覚でRFPを書いてみました。

お声をかけた会社はどれも名の知れたアプリを開発している実績のある会社です。
やはり、実績がある会社の方が安心できると思いまして。

ここからが大変ですよね。
プロジェクトとしては6〜8人がプレゼンに参加をします。

このメンバー全員のスケジュール調整から、意見の取り纏めもあるし、
要件も詳細に決めていかないといけないし。

一人でできるかな・・・・。
心配だな・・・・。

そして、第一回目のプレゼンの日がやってきました。
A社のプレゼンターはたった一人。
すげぇ、一人で来てると思いました。
会議室にお通しした後、
世間話をしつつ準備をしているとそのプレゼンターは
鞄からiPadを取り出し、こう言いました。
「今日はiPadでプレゼンしますね♪」

本日は、iPadでプレゼンします

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・!

(次回に続く)
※毎週金曜日更新