IT業界「技術TOPが語る2008年」事業と求める人材像
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取締役副社長
CTO兼CSO 石橋国人 氏 1983年4月ロジック・システムズ・インターナショナル入社。1987年2月シャープに入社し、AI(人工知能)、UNIXシステムの研究などに従事。1989年11月に金丸とともにフューチャーアーキテクトを設立。1996年7月取締役就任。2003年10月取締役副社長就任。CTO兼CSOとして同社の技術を支える 本社内のカフェテリア。休憩や打合せなど、社員の自由なスペースとして開放的な環境を設備している
1989年の設立以来、『経営とITの融合』をテーマに経営戦略からIT構築までをシームレスに提供することで、企業の経営改革を推進・実現してきたのがフューチャーアーキテクトだ。特定ベンダーの製品にコンサルティングが左右されない独立系を貫き、常にクライアントの視点で最適解を追求。クライアントのニーズに対応できる製品が市場になければ、自社でミドルウエアやハードウエアから開発し、理想的なシステムを構築する。「技術力を武器としたITコンサルティングが当社の最大の特徴であり強みである」と取締役副社長CTO兼CSOの石橋国人氏は語る。 「たとえば当社のソリューションの核となるリアルタイム統合フレームワークを中心にしたコンポーネント群も独自開発によるもの。1997年に当時公開されたばかりのJavaで開発し、基幹システムのオープン化を実現しました。商用としては世界でも例のない革新的な事例として評価を得ました」 2007年においては大手物流企業をクライアントに、年間約45%のITコスト削減を目指し、メインフレーム以外では不可能と言われていた1日1億件以上の大量トランザクションを要する大規模貨物システムのオープン化を実現。もちろん、この基幹システムを支えるのも同社のリアルタイム統合フレームワークである。 「今後、企業の基幹システムにおける大量トランザクション/大量データ処理のニーズはますます加速します。それに対応するソリューションをいかに実現するか。これは2008年に限らず、当社が追求し続けなければならないテーマです。最近では新たな試みとしてRudyベースのフレームワークを開発。Rudyの圧倒的な生産効率の高さを活かした次世代フレームワークの実用に向け、まずは当社の社内システムへの試験導入を予定しています」 求めるのは『発明家精神』 コンサルティングカンパニーでありながら自社内に研究開発部門を持ち、最新の技術動向をウォッチしながら市場ニーズに応える先進システムを自ら開発。それを企業の経営改革ソリューションに活かしていく。圧倒的な技術力に裏打ちされた同社のITコンサルティングは、数多ある競合のなかでも、とりわけ異彩を放っている。 「『良いものがないなら自らつくる』。これは当社の創業からのカルチャーです。顧客志向の観点からも、システムの障害や拡張の際にすぐに対応できる自前のソリューションがベスト。今後も、市場のニーズにマッチした新技術を次々と先取りし、ソリューションとして発信していきます。ちなみにRudyベースの次世代フレームワークの発案・開発を手掛けたのは入社2?3年目の若手社員。『世の中にないものを自らつくりたい』といった強い意志のある方には、積極的に活躍のチャンスを与えます。チャレンジ精神の旺盛な方に、ぜひ参加してほしいですね」 |
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