IT業界「技術TOPが語る2008年」事業と求める人材像
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チーフ・テクノロジー・オフィサー
半田博樹 氏 アクセンチュアにてマイクロソフト・ソリューションを扱う先端技術グループのシニアマネジャーを務め、戦略系プロジェクトから基幹業務のカスタム開発まで幅広く担当。アバナード日本法人設立の中心メンバーとして、同社の成長と発展の一翼を担う立役者として活躍中 世界最先端のマイクロソフト・テクノロジーの本流を肌で感じられる環境が同社にはある
マイクロソフト・エンタープライズ・プラットフォームへのニーズに高い次元で応えていくため、アクセンチュアとマイクロソフトの合弁会社として2000年に米国で誕生したアバナード。世界43拠点、約7700人のプロフェッショナルを擁し、2700社以上のクライアント数を誇る。日本法人の本格始動は2005年10月。設立から2年が経ち、2007年を「アバナードにとって大きな飛躍の年だった」と振り返るのは、同社CTOを務める半田博樹氏だ。 「2006年から取り組んできたBIやMicrosoft Dynamics CRMの導入などの分野で実際のプロジェクトとして成功実績を残すなど、前年の“種まき”がしっかり花開いた一年でした。また、個々のエンジニアのスキルや組織としてのプロジェクト遂行力の向上など、高いレベルでプロジェクトを成功させる力がついてきたことを実感できたのも大きな収穫ですね」 2008年はビジネスの主軸である .NETでのアプリケーション開発と、BI、CRM、エンタープライズコラボレーション、SOAにフォーカス。またエンタープライズコラボレーション領域ではIT環境の整備によって生産性の高い職場環境を実現する“次世代ワークプレイス”(NGWP:Next Generation Workplace)という新しい構想も市場に広めていく方針だ。SOAについては2007年にBizTalk Server 2006 R2の翻訳も行なうなど先手を打って顧客の要望を受け入れられる体制を整えてきた。 「SOAの適用は、顧客の全社的な基盤に関わってくるため、私たち自身の知識、対応能力を万全なところまで高めていく必要がありました。2007年はそのための準備期間だったと言えますね。NGWPについても同様に、段階的に導入事例を増やし『素地』作りを行なってきました」 マイクロソフト・ソリューションによってビジネス上のさまざまな課題を抜本的に改善し、業務レベルからの効率化を図ることで顧客の成長を促すことを目指すと話す半田氏。 理想のキャリアを実現できる環境 求める人物像について、「何がしたいのか、どうなりたいのか、といった目的意識を重視します。自分のキャリアについて受け身の方は、アバナードでの成長は難しいでしょう」と話す半田氏。同社は成長意欲の高い社員を強力にサポートする独自のシステムとして「キャリアマネージャー制度」を導入している。短期、長期的なキャリア形成、そのための目標設定の仕方など、キャリアに対する総合的な相談ができる存在として、先輩社員がキャリアマネージャーとしてつき、社員の目指すキャリアの実現を後押しする。 「グローバルで共有されている豊富なトレーニングや、最高峰のエンジニアの意見が飛び交うコミュニティなど、社員が成長するための土壌は整っています。チャレンジに積極的な方と一緒に成長していきたいですね」 |
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