IT業界「技術TOPが語る2008年」事業と求める人材像
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アウトソーシング本部
エグゼクティブ・パートナー 吉田昌弘 氏 早稲田大学商学部卒業後、1983年にアクセンチュアへ入社。製造・流通の分野において、業務改革やシステム企画などを中心にコンサルティングを手掛ける。2003年には、中国大連のデリバリーセンター立ち上げに際し、日本代表の責任者を務める。同年アウトソーシング本部へ異動し、現在に至る 現在アウトソーシング事業では、大手企業を中心に、約40社もの案件が同時進行しているという
グローバル・コンサルティング・カンパニーとして、確固たる地位を築き上げてきたアクセンチュア。ビジネス・コンサルティング、システムインテグレーション&テクノロジーの分野に加え、現在同社はアウトソーシング事業にも注力している。グローバルでの同事業の売上げ比率は40%以上を占め、国内ではここ数年2桁の成長率を誇っているという。エグゼクティブ・パートナーを務める吉田昌弘氏に、同社が展開するアウトソーシング事業の特徴について話を聞いた。 マイクロソフトの経営や成長に大きく直結する重要な役割を担う同社の代表取締役を勤める藤井照穂氏に、2007年度の活動が進行している最中ではあるものの、同社の2007年を振り返っていただいた。 「私たちが手掛けるアウトソーシングは、従来のコスト削減にフォーカスするサービスとは異なり、クライアントのビジネスをドライブさせることで企業価値を創出することを目指しています。コンサルティングやシステム構築を含めたビジネスサイクルの一貫として、アウトソーシングを手掛ける一方、クライアントのIT組織・機能全てを一手に引き受け、業務プロセスから意思決定の仕組みを根本から改革することもあります。クライアントのビジネスパートナーとして、ビジネス変革を実現するというアクセンチュアのスタンスは共通していると言えるでしょう」 同社のアウトソーシングが注目される理由として、オフショアリングに対する積極的な取り組みも挙げられる。中国、インドを中心とした主要新興国に展開している同社のデリバリー・センターでは、高度な教育を受けた総勢7万人以上のプロフェッショナルが、専門性の高いソリューションを提供している。日本国内でここまで大規模かつ戦略的にオフショアを活用している企業は非常に少ないと吉田氏は語る。 「特定のメーカーに偏ることなく中立客観的立場で、お客様にとってベストなソリューションを組立てられるなど、私たちが持つ強みは多岐に渡ります。今後もこうした強みを活かすことで、より多くのクライアントとの長期的なお付き合いを目指していきます」 各々に最適なキャリアパスを実現 同社が求めているのは、チャレンジングな人材だと吉田氏は語る。 「最終的には、さまざまな分野におけるプロフェッショナルとして活躍してほしいと考えていますが、入社の時点では、何事にも挑戦していこうという気概を重視しています。アクセンチュア独自のグローバルな方法論やナレッジデータベースなど、スキルアップを実現できるツールは揃っています。こうした環境を活かしながら、自らクライアントのビジネスを動かしていける醍醐味を当社でなら味わうことができるでしょう」 また、手掛けるプロジェクトの大半が国内のものであるため、英語のスキルに自信がない方でも十分活躍できると吉田氏は語る。あらゆる分野でさまざまなサービスを提供している同社。自分ならではの強みを活かし、さらなる成長を遂げられるステージが用意されているといえるだろう。 |
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