IT業界「技術TOPが語る2008年」事業と求める人材像
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ソフトウェア開発部
統括部長 尾崎信司 氏 1990年にソニーに入社。1995年にはドイツ・シュトゥットガルトに海外赴任。ソニーで初めてとなるGSM方式の携帯電話のソフトウェア開発を担当、そして商品化した。1999年にミュンヘンに移りPMを担当した後、ソニー・エリクソンの東京拠点で120人のメンバーを統括している ソニー・エリクソンのグローバル向け携帯電話は、世界100カ国以上の国々で販売されている
AV・IT機器を中心に、マルチメディアの分野で世界的に高い技術力を誇るソニーと、無線通信技術のリーディングカンパニーであり100年以上もの歴史を持つスウェーデンのエリクソン。両社の携帯電話事業部門のジョイントベンチャーとして設立されたのがソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズだ。グローバルにおける携帯電話市場が急激な伸びを見せるなか、同社は国内と海外双方に向けた携帯電話を開発。設立初年度、全世界で2290万台だった販売台数が5年間で約3倍になるなど、他の追随を許さない高い成長率を誇っている。 豊富なコンテンツ資産を持つソニーのノウハウを活用し、常に新しい価値を世の中に送り出してきた同社は、携帯電話の技術で最先端を走る国内の市場で競争力を高めながら、海外向けに次々と新機種を発表している。ウォークマンョケータイやCyber-shotTMケータイなど、世界において高い支持を得ている機種も多いという。 携帯電話の開発をする際に、ユーザーに対してどのような経験を提供できるかという『User Experience』を重要視している同社。今後の携帯電話の可能性をふまえ、ソフトウェア開発部の統括部長である尾崎信司氏は同社の開発体制と将来の展望についてこのように語る。 「東京をはじめスウェーデンやアメリカ、中国、インドに開発拠点を持つ当社にはさまざまなカルチャーが存在しています。それぞれが上手くコラボレーションすることで、日本人だけでは思いもしなかった手段や考え方が生まれる。常に情報を共有し、あらゆるフェーズにおいても国籍や場所は関係ありません。日本とスウェーデンの合弁会社であるという強味を充分に活かしながら、グローバルな視野で開発を行っていきたいですね。デザイン性や企画力で高い評価を得てきた当社が、今後ソフトウェアの分野で何ができるのか。世界に『驚き』と『感動』を与える存在として挑戦を続けていきたいと考えています」 グローバルに挑んでいける場所 2007年、携帯電話市場における同社のグローバルシェアは、世界トップクラスとなった。活躍の舞台としてグローバルを選んだ同社では一体どんな人が活躍できるのか。引き続き尾崎氏に話を伺った。 「グローバルという舞台を楽しめる方と一緒に働きたいですね。英語は必要ですが、それほど高いレベルは求めません。世界に広がった携帯電話という商品にさまざまなカルチャーを組み合わせ、今までになかったものを創りたいという方はぜひお越しください。私たちとは違った経験を武器に、新しい風を当社に吹き込んでほしいと思っています」 ※“ウォークマン”、“ウォークマン”ロゴ、“Cyber-shot”は、ソニー株式会社の商標または、商標登録です |
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