転職フェアや会社説明会は現場の話が聞ける絶好の場
具体的に今後どんな仕事がしたいかは決まっていないが、漠然と転職を考えている人は、準備期間に時間を取ったほうが懸命だ。しかし、半年を過ぎてしまうと、転職への意識も薄れ、結局失敗に終わってしまうということが考えられる。typeでは、長くて半年をメドに転職を考えることをオススメする。
転職を失敗に終わらせないためには、早まった転職をしないこと。応募の前に、本当に自分がしたいことは何か、会社に求めていることは何かを認識し、それに合った会社に応募することが重要だ。そのためには、求人広告だけでなく、直接会社に触れることができる転職フェア≠竍会社説明会≠ノ参加すること。「実際どんな会社かを知るのは、働き出してから」と考える人は多いが、その会社で働く人と会って話を聞くだけでも、どんな会社か雰囲気をつかむことができる。企業の人と話してみたいが応募するにはまだ早い、と考えている人にとってはいいチャンスだろう。転職フェアは各所で開催されており、「営業」や「エンジニア」など職種別で行われている。1日で多くの会社とのコンタクトを取れることも大きなメリットになる。また、会社説明会は、定期的に開催するところが多い。求人情報誌やインターネットでセミナー情報をチェックし、興味がある会社のセミナーには足を運ぶようにしたい。
転職フェアや会社説明会への参加によって得られるものは他にもある。それは、同じ仲間に出会え、情報交換できることだ。転職活動をする上で、悩みが出てくることはよくある。そんな悩みを仲間に相談したり、共有することで解消することができる。
転職しても「思っていたところと違った」などの理由から、入社半年でまた転職する人もいる。それは自分にとっても会社にとっても不利益にしかならない。採用企業と転職希望者のミスマッチを防ぐためには、応募前の下準備をしっかりとすることが必要。転職活動を始めて、なかなか次の会社が決まらないと焦りが出てくることがある。しかし、とりあえず転職、という腰かけ転職≠ヘ避けたいところだ。
半年間で転職活動と聞くとかなり長時間のように思えるが、実際には今の仕事と並行しているため、そんなに長くは感じないだろう。しかし長期間なだけに、転職に対する意識が薄れ、妥協してしまう可能性もある。転職を成功させるためには、強い意志を持って望むことが重要。家族や友人など、相談できる相手を見つけ、話をすることで自分を奮い立たせる。転職成功を目指し、強い意識を持つことが必要だ。
自分自身を知るためには目に見える形に落とし込む
「なぜ転職するのか?」「転職してどうなりたいのか?」――。転職の目的がしっかりしていないと、どれだけ経験やスキルがあったとして、転職を成功させることは難しい。その点から、企業への応募の前に自分自身のことを知る“自己分析”が必要になるのだ。
特に重要なのは、今の会社を辞めて転職をする理由。今の仕事内容や給料・待遇への不満、上司や同僚など職場での人間関係など、様々な理由が考えられる。面接でも必ず転職の理由は質問されるもの。面接官を納得させられる、自分なりの転職理由を準備しておかなければ、内定を勝ち取ることは難しいだろう。
自分自身を知るためには、多少なりとも時間が必要だ。例えば「今後自分はどうなりたいのか?」と質問されてとっさに答えられる人はまれにしかいない、大半の人は答えにつまってしまうだろう。普段から未来の自分の姿を思い浮かべて生活している人にとっては答えるのは簡単だが、そうではない人が多いのが現実だ。じっくりと自分を見つめ直し、建て前でなく本当の自分を知ること。それが、転職を成功させるためには重要になる。
自己分析で大事なのは、自分自身のことを紙に書き出して目に見える形にすること。自分が今までにやってきたこと、今後何をやりたいのかなど、アウトプットすることで初めてわかることもあるのだ。
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