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<自己紹介などプロフィールに関する質問>良い回答例とNG例【面接対策パーフェクトガイド】

面接の最初では「自己紹介」を促されることでしょう。面接官はここで「職務経歴書などの記載内容」や「話し方などの印象」を確認します。つまり、あなたという人物全体の印象を大きく方向付ける大事な質問です。

ここでは自己紹介の他に、職務経歴(職歴)、自己PR、長所・短所(強み・弱み)といった、「あなたの人物像に関する質問」をする面接官の目的を解説します。さらに回答のポイント、良い回答例とNG例を用意しました。
例を参考にアレンジして、あなたらしい答えをつくってみてください。
準備した回答は丸暗記するのではなく、面接官と会話のキャッチボールができるようにストーリー(要素や構成)をしっかり自分の中に落とし込むことを意識しましょう。

「自己紹介をお願いします」「自己紹介してください」

質問の目的は、「話し方からの印象」をみること

面接のスタートは「自己紹介」を促されることが多いでしょう。面接官は「応募書類の記載内容」を確認して、「話し方からの印象」を感じ取ります。
分かりやすく話ができる人、印象の良い人と感じてもらえるように意識しましう。
また、予め準備できる簡単な内容を話してもらうことで緊張をほぐす、といった目的もあります。
つまり、その後の面接の雰囲気にも影響するので、自己紹介をしっかり用意しておくことはとても重要です。

回答のポイント

自己紹介は氏名や所属、仕事内容の要約

自己紹介の構成は、「挨拶」「現職の所属先説明や仕事内容の要約・実績」「軽く自己PR」「締めの言葉」とするのが一般的です。離職中の方の転職活動なら、前職のことや職歴について述べましょう。
アピールしたいことについて、キーワードのように盛り込むことを意識してつくりましょう。

簡潔に30秒~1分でまとめる(200字~400字目安)

自己紹介は簡潔に30秒~1分でまとめること、面接官を見てハキハキ話すことがポイントです。1分でだいたい350字~400字程度を話すことができますので、200~400字の間を目安にすると良いでしょう。
「簡単に自己紹介をお願いします」といわれたら、30秒程度でも十分です。
たくさん伝えようとダラダラと長く話したくなりますが、「話を端的にまとめられない人」という悪印象を与えてしまう可能性のほうが高いので注意しましょう。

3分程度で答える長めバージョンも用意する

自己紹介の後からが面接官の質問の本番なので、ここでは情報を出し過ぎないことが大切ですが、場合によっては、「自己紹介と職歴について詳しく教えてください」など、少々長く回答するニュアンスで求めらることもあります。
その場合は、自己PR部分を長めにした3分程度でまとめるバージョンも用意しておきましょう。
「自己紹介と自己PRを3分でお願いします」など時間を指定されることもあるので、時間内にしゃべり切る練習もしておくと安心です。

これならGood!良い回答例

本日は面接のお時間を頂きありがとうございます。
私は株式会社〇〇〇に平成*年4月に入社以来、営業本部でMRとして*年勤務しています。主に抗がん剤A剤、B剤を中心に扱い、△△△エリアの○○病院、××病院など基幹病院から中小医院・個人開業医まで、営業先は**件担当しております。
毎年、目標売上額を達成できており、特に20××年度は売上額****万円、達成率127%という成績をあげました。
医師との信頼関係構築につながるよう、患者様に対して自社製品の適応がない場合には他社製品を紹介するなど、医師の先にいる患者様への貢献を優先する行動を心がけています。そのことが医師からの大きな信頼を得ることにつながり、結果的に毎年の売上目標達成へと結びついていると考えています。
また、セミナー、勉強会、シンポジウムなどの企画・運営を得意としており、20××年度〇月にドクター250人が参加する「〇〇〇に関するシンポジウム」を企画、運営しました。そのことも寄与して、同年度の好成績となりました。以上、簡単ですが自己紹介とさせて頂きます。

数字を並べて、面接官にも分かりやすく業務内容を説明しています。
実績(数字)とその理由を掘り下げたことで、自己PRになりながら深堀質問につながりそうなキーワードを散らせています。

やってはいけない!NG例

私は、国内に115店舗を展開する旅行代理店にて5年間従事し、3年間に渡る店舗主任の経験があることに加え、TOEIC890点の語学力を活かして外国人のお客様に対してもサービスをご提供できます。
お客様の期待にお応えできる旅行商品を提案できるように丁寧にヒアリングを行い、お客様アンケートで10位として年間表彰されています。
20××年×月より主任に昇進したことを機に、店舗のヒト・モノ・カネの管理に携わり、売上予算比112%を達成できました。

担当業務や役割、業績の並べ方に規則性がないため、どのような経歴なのかつかみにくい説明です。特に業務内容が具体的でないことで、この人のスキルがよく分からなくなっています。5W1Hも意識して、整理することを心掛けましょう。

「これまでの職務経歴を教えてください」「これまでの実績を教えてください」

質問の目的は、業務経験の確認とスキルチェック

面接官は職務経歴を質問することで、応募者がこれまでどんな業務に携わって、どのようなスキルがどれくらいのレベルであるかのチェックを行います。自社が求めているスキルを持っているか、あるいはどのようなスキルが入社後に生かせるのかを見極めることが目的です。
さらに、応募者が自身のこれまでの業務内容や役割を理解しているか、論理的に説明できる能力があるかも見られています。

回答のポイント

時系列で全て話さない!アピールになるものを選ぶ

現職の会社へ新卒入社してから1~2部署までの経験、といった方は、時系列で職歴を簡潔に述べた上で、アピールしたい点を実績やエピソードで膨らませます。
しかし、多くの企業や部署経験がある場合、時系列で全て盛り込まなくても大丈夫です。

応募企業と応募職種へのアピールになるものを選んで、ストーリーのように話せると良いでしょう。転職が多いなどの場合も、一貫性があるように工夫して伝えます。
このように、職歴を伝える準備には企業が求めている人材についての研究が欠かせません。

具体的な実績(数字)とエピソードを盛り込む

職歴を伝えるには、規模なども盛り込んでどのような業務経験を積んでいるのか、面接官が具体的にイメージできるようにします。その業務で果たした役割や実績も端的に示すことと、自身の強みの経験について面接官がもっと深堀したくなるようなキーワードやエピソードを含めることも大切です。
数値化することが難しい成果は、どのような効果、影響があったかなど表現を工夫して伝えるようにしましょう。

これならGood!良い回答例

転職経験なし

私は、旅行代理店の株式会社〇〇〇に平成*年4月に入社以来、営業部配属で品川区担当の店舗に*年間勤務しています。
旅行商品(パッケージツアー)を販売するカウンターセールスとして、交通機関や宿泊施設の手配やチラシやPOPの作成および配布といった業務を担当しています。顧客満足度を実現するためのヒアリング力や提案力を磨き、入社以来、売上目標を毎年達成し、20**年度には関東エリア営業担当のトップ10入りし、社内表彰を頂きました。契約書や管理資料、キャンペーン企画書やチラシなど一通りの書類作成スキルもこの時期に身に付けました。

端的に担当業務や役割、業績を並べて、面接官にも分かりやすく職務経歴が説明されています。深堀質問につながりそうなキーワードも、自己PRに絡めて盛り込んでいます。

転職経験あり

私は、〇〇不動産へ平成*年4月入社し、平成*年**月まで営業部に所属して、△△△支店へ配属になり、自社建設の分譲・賃貸マンションの新規開拓営業を担当しました。電話、飛び込みによるアプローチで*年目に目標成約数120%を達成しました。
平成*年*月に旅行代理店の株式会社〇〇〇へ転職し、現在まで旅行商品(パッケージツアー)を販売するカウンターセールスとして品川区担当の店舗に勤務しています。顧客満足度を実現するためのヒアリング力や提案力を磨き、20**年度には関東エリア営業担当のトップ10入りし、社内表彰を頂きました。

転職経験が複数あると説明が長くなりがちですが、端的に1社ごとの担当業務、役割、業績を伝えることができています。端的でありながらも、具体的な説明が多いため、面接官が質問しやすい状態になっています。

やってはいけない!NG例

本日は面接のお時間を頂きありがとうございます。
私は株式会社〇〇〇に平成*年4月に入社してから、3ヶ月を本社での営業研修を受けた後、次は半年間△△支店で先輩MRについてOJTで営業を学びました。その後、□□□支店で営業先を**件担当することになりました。新人MRとして、まずは医師との信頼関係を構築するべく、毎日顔を出すことを続けていました。

時系列で細かい業務内容の変化が羅列されていて、ダラダラとした話に聞こえます。どこが切れ目なのか分かりにくく、聞き手からすると何が言いたいのかが分かりません。論理的に話ができない人と思われてしまいます。

「自己PR」と「長所(強み)」の質問、面接官の目的は同じ

「自己PRをお願いします」「あなたの長所(強み)を教えてください」といった自己PRと長所(強み)についての質問での、面接官の目的は同じと理解しましょう。
「あなたがどういったことで会社に貢献してくれる人なのか」を見極めようとしています。

質問の目的は、「会社にどんな貢献をしてくれる人なのか」

「自己PRをお願いします」「あなたの長所(強み)を教えてください」と言われたら、質問の目的はキャリアやスキルチェックをしながら、「あなたがどのように自社で活躍しそうか」を見極めることです。自己PRと言われたら、これまでのキャリアの中から、その会社で生かせそうなものを選び、「これができるので貴社に貢献できる」とアピールしましょう。
「長所(強み)」も転職面接では、自己PRと同じであくまでもビジネス面でのスキルや姿勢を話します。新卒採用面接(就活)では性格や人間性について話す場合が多いので、その感覚のままでいかないよう注意しましょう。

回答のポイント

「これができる」という職務遂行能力や強み

「自己PR」「長所(強み)」のどちらの言葉で質問されても、これまでの業務経験と強みを具体的なエピソードと実績の数字(客観的な事実)で語ることがポイントです。また、数字はざっくりとしたものでなく、一桁まで示したり期間を具体的に示したりすると説得力が増し、面接官の印象に残りやすくなります。

企業が求める人材像にマッチしている経験やスキルを優先

どちらの質問でも、企業が求めている人材像にマッチしている経験やスキル、強みを優先させることが大事です。そして、職種での専門的な知識やスキル(テクニカルスキル)とリーダーシップ、マネジメント力や発想力、分析力、決断力といった職種によらないポータブルスキルを選ぶこともポイントです。ただし、自己PRでそれらを答えた後に、長所(強み)を質問された場合には、協調性や主体性、几帳面さといったヒューマンスキルを回答してもかまわないでしょう。
また、職務経歴書など応募書類の自己PRと一致していることも大切です。
自己PRの作成ステップやポイントの解説、さらに「職種・スキル」別の自己PR例文が下記のページに載っていますので、ぜひ参考にしてみてください。

構成に必要なのは「根拠(数字とエピソード)」「どう貢献できるか」

自己PRでは「業務経験」「根拠となる実績(数値)と長所(強み)のエピソード」「その長所(強み)で入社後、どう貢献できるか」という流れが作りやすいでしょう。長所(強み)という言葉で聞かれたら、先に「結論(何が長所・強みか)」を述べてから、同じ流れにすると良いでしょう。
また、エピソードのところで「何を考えて、どう行動してその結果がどうなったのか」「そこから何を学んだのか」までを伝えるようにすると、面接官は実績を上げるための方法論をつかんでいると判断します。つまり、面接官は「自社でも同じように活躍してくれそう」と感じるのです。

長くても2分程度でまとめる

例えば1つの長所(強み)について、まず結論、その根拠を実績(数字)とエピソードで示す、入社後もこのように貢献できる、という構成で語れば、2分程度はすぐに経つでしょう。
つまり、強みをいくつも羅列していくことは難しいですし、求められていないことが分かります。面接官から「〇分で」と言われない限り、2分以内でまとめるように意識しましょう。もっと知りたい場合は、面接官から質問が出るのでダラダラと続けて話さないようにします。

「自己PRをお願いします」

これならGood!良い回答例

私は現職で、MRとして抗がん剤のA剤、B剤を中心に扱い、△△△エリアで○○病院などの基幹病院から中小医院・個人開業医まで**件を担当しております。毎年、目標売上額を達成し、特に20××年度は売上額****万円、達成率127%という成績をあげました。
オンコロジー領域を担当して7年で専門性を磨けたと自負しております。また、忙しい医師の要望に寄り添うため、前もって訪問の目的を伝えること、求められる前他社製品や英語での最新知見の情報などをあわせてお届けすることを心掛けています。この専門性と医師との関係構築力を活かして貴社製剤の市場開拓に貢献して参ります。

業務経験と実績を数字を示して説得性を持たせています。また「何を考えて、どう行動したから」成果をあげたのか、「その長所(強み)で入社後、どう貢献できるか」という分かりやすい構成で説明できています。

やってはいけない!NG例

私はウェディングプランナーに5年間従事し、顧客対応、結婚式のプランニング、業者対応などの業務を担当しております。これまでに91件の結婚式に携わり、お客様や関連業者とのコミュニケーションを通して、業務知識や業界知識を身に付けました。
お客様により大きな満足感や感動を味わっていただくために、それらの知識を活かしてヒアリングや提案を行っております。また、ウェディングプランナーの業務知識を深める目的で、入社1年目にブライダルプランナー検定2級を取得いたしました。知識と知見を活用し、顧客満足につなげることを重視し、業務を行っております。今後は、保有知識・スキルを活かして売上アップと顧客満足度の向上を図り、口コミを通して貴社の売上やブランドイメージに貢献して参ります。

一見良さそうに見えますが、ここで説明しているのはあなた個人の業務経験ではなく、その職種の一般的な業務内容になっています。また、「お客様により大きな満足感や感動を味わっていただくため」と「顧客満足につなげることを重視し」、「それらの知識を活かして」と「知識と知見を活用し」など同じ内容を何度も繰り返して話しているだけで、強みを発揮したエピソードや「どう行動したのか」が盛り込まれていません。そのため、面接官が「自社にどう貢献してくれそうか」がイメージできない上に、何も印象に残りません。

「あなたの長所(強み)を教えてください」(自己PRとは別で質問された場合)

これならGood!良い回答例

私の長所は、几帳面なところです。現職では、営業事務として営業データから日次、週次、月次報告書の作成を担当していますが、2度確認の厳守を欠かさず、ミスを発生させることがほとんどありません。そのため、毎週の営業会議、毎月の本部連絡会議資料など重要書類の作成を次々と任せられるようになりました。上司からは「会議中の数値確認や修正といった場面が無くなり、会議の効率が上がった」と評価を頂いています。

長所(強み)を聞かれた際に、性格や人間性について答えるのは新卒採用面接(就活)の場合のみと先ほどお伝えしましたが、自己PRですでにビジネススキルをアピールしている場合などにおいては、性格や人間性を答えるのも問題ありません。
例文では、1つの長所(強み)について結論から述べ、次に業務経験と評価の言葉を具体的に話して説得力があります。

やってはいけない!NG例

私の強みは、明るい性格です。どんなに忙しいときでも笑顔を欠かさず、いつも積極的に周囲へ話しかけてコミュニケーションを取るように心がけています。「〇〇さんがいると職場が明るくなるね。」とよく感謝されています。

接客や事務などの職種以外では、業務に直結する長所(強み)を選んで話していないことで「スキルが足りているのだろうか」「他に強みはないの?」と面接官に不安を与える可能性があります。

「あなたの短所(弱み)を教えてください」

質問の目的は、自己分析力と自己解決力のチェック

面接官が「あなたの短所(弱み)」について質問してきた場合、意図は自己分析ができているかと、短所(弱み)にどう対処してどう改善しようとしているかを知ることです。
短所(弱点)を放置している人ではないか、といったことを見られていますので、ここでアピールするのは自己分析力や自己解決力の高さです。
もちろん、そもそもビジネスシーンにおける短所(弱み)を選ぶことが必須です。

回答のポイント

ビジネスパーソンとして、またはスキルで足りていないものを選ぶ

ここで質問されている「短所(弱み)」は、仕事上においての短所(弱み)についてですから、ビジネスパーソンとしての資質や応募先の会社・職種で求められるスキルについて述べます。
今というよりも、将来求められるスキルで現時点でないものを想定して選ぶ、という方法もあります。そうすることで、自己分析力だけではなく、応募先の仕事について研究できていることのアピールになるかもしれません。

短所(弱み)の対処法や改善策を示す

短所(弱み)を伝えるには、「結論(短所・弱み)」「その時にどう対処したか」「その後どのように改善しようと工夫しているか・心掛けているか」という構成で語るのが一般的です。自己分析力と自己解決力に加えて、主体性や信頼性なども感じてもらえるでしょう。
また、足りないスキルについてなら「どのような勉強を始めているか」を具体的に答えましょう。まだ勉強を始めていないなら、すぐに行動してみましょう。

これならGood!良い回答例

私の短所は、楽観的なところです。現職では、OA機器の営業担当していますが、設置作業時に伺っていたオフィス環境と違うことが時々あります。最初の頃は、「ヒアリングシート通りに聞いたから大丈夫だろう」と楽観的に考え、予備の装備等が足りずに対処に時間が掛かっていました。今では例え1台の小さな機器でも、事前に現場を目で見て作業工程を頭で追いながら、チェックするように気を付けています。

現職で、短所が出た場面を述べて「その後どのように改善しているか」という構成で話せています。前向きさも感じさせる短所を選び、マニュアルを超えて工夫している点を述べて、自己解決力や主体性が感じられます。

やってはいけない!NG例

「短所はありません。」
「私の短所は時間にルーズなところです。現職では、~~~~~」

「自分には短所がない」と回答すると自己認識力が足りないと判断されて、面接で評価が下がります。
また、「時間にルーズ」などビジネスパーソンとして悪印象を与えるものを選ぶことはNGです。さらに「飽きっぽい」「優柔不断」など改善しづらい印象の性格的なことや体質的なことを選ぶこともNGですので、注意しましょう。

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面接対策パーフェクトガイド
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