上司からセクハラを受けた事がありますか?
セクハラは大きな社会問題。会社にとっても大きな問題となるため、現在ではセクハラを発生させない職場づくりが進んでいます。
それでも上司のなにげない一言が、セクハラになってしまうこともあります。
セクハラは主に男性が女性に対して行う行為として認識されています。しかし2014年に改正された男女雇用機会均等法では、男性から女性へのセクハラはもちろん、女性から男性、女性から女性への嫌がらせもセクハラと認定されることになっています(改正男女雇用機会均等法の概要)。
セクハラは「男性から女性へ行う行為だけ」と考えていると、知らず知らずのうちにセクハラをしていた、なんてことにもなりかねません。
女性上司から女性部下への発言がセクハラに!?
例えば女性上司から女性の部下への発言が、セクハラになってしまう場合があります(日本経済新聞)。
ある女性は女性上司から仕事も任されるなど信頼されていました。給与も仕事内容もそれなりに満足していましたが、ひとつだけ憂鬱になることがあったそうです。
それは女性上司の「そろそろ結婚したら?」という言葉。女性上司は女性と年齢も近く、同郷の出身ということもあり、女性を思うがゆえの発言だと思われます。
女性上司からの発言でも、言われている本人が「嫌だな」と感じたら、セクハラになってしまうんです。
先の女性上司は、本当に親身になっての発言です。本人にまったく悪気がないのはよく分かりますが、言われている女性が憂鬱になるようだと、セクハラです。
何気ない一言がセクハラとなり、職場の環境を悪くしてしまうというわけです。
今『プチセクハラ』が増加中?
職場で下ネタを言うなどはもっての他ですが、その他にも何気ないことがセクハラにつながる『プチセクハラ』が増加しているそうです。
例えば職場のPCのスクリーンセーバーが水着のアイドルだった、なんていうものもあるそうです。本人としてみれば好きなアイドルでしょうが、見る人によっては不快に感じてしまい、セクハラと捉えられてしまうんですね。
普段何気ない一言や行動、絶対にセクハラではないと言い切れますか? 今一度自分の行動を振り返って、セクハラのない職場をつくりあげましょう。