外資系企業へ転職すると、手に入るのは高年収。高年収を得たいと思う人にとって、外資系は転職先候補のひとつにあがります。
しかし本当に年収は高いのでしょうか? 外資系企業の場合、給与形態が日本の企業と違うということがあり、一概に「高年収になる」とは言えないかもしれません。
外資系企業とは、外国の法人や外国人が一定以上出資している、日本企業のこと。最近はグローバル社会と言われていて、日本の企業が海外に進出するという話をよく耳にします。それと同じように、外国の企業も日本に進出してきています。
そして外資系企業についてよく言われるのが「年収が高い」ということ。実際に年収はどの程度になるのでしょうか?
外資系企業の年収相場は800万円以上!
様々な職業の年収を調査している『平均年収.jp』では外資系企業の年収の調査も行っています。
平均年.jpによると、外資系の全体的な年収の相場は800万円以上が相場だと言います。2013年の民間給与実態統計調査による日本全体の平均年収は408万円ですので、ほぼ倍の年収が期待できるということです。
しかし外資系企業の場合、日本の企業以上に『実力主義』が求められています。
結果が出なければクビになる!?
外資系企業は日本に会社があるとはいえ、企業風土は本土のものと同じことが多くなります。例えばアメリカの企業を考えてみましょう。
アメリカでは日本のような終身雇用のような制度はなく、ダメなら会社を辞めさせられるものの、転職市場が大きい故にすぐに次の仕事に就くことになります。そして給与は年功序列で徐々に上がっていくのではなく、完全な実力主義。結果を出すとすぐに給与に反映されます。
日本にある外資系も、本土と同じような給与形態を取っていることが一般的です。成果を上げれば給与はどんどん上がるものの、結果を出さなければクビになってしまうというわけです。
年収が高いからと転職したものの、思ったような結果が出なければ、すぐに再度転職しなければいけないということも考えられます。
途中で辞める覚悟があるなら、外資系を転職先のひとつに
外資系企業へ転職する場合、高年収と引き換えにいつクビになるか分からないという『覚悟』が必要です。今の仕事でしっかりと結果を残していて、さらなる年収アップを目指すなら、外資系企業の同職種を狙うのがひとつの手でしょう。
それでも定年まで勤め上げることができるとは限りません。途中で辞めてもいい覚悟を決めてから転職を考えてもいいかもしれません。