市役所で働くと、給与も良くて安定しているというイメージがありませんか?
景気が悪くなると、安定しているという理由から公務員の人気が高まります。そして現在でも、公務員人気はとどまるところを知りません。果たして市役所で働くと、給与はいくらぐらいなんでしょうか?
市役所をはじめとする各市区町村で働くためには、各自治体で実施する地方公務員試験に合格しなくてはなりません。「どうしても◯◯市役所で働きたい!」という場合には、常に募集情報をチェックし、試験内容や受験資格を確認しておくことが必要です。
そして気になる給与額は、各市区町村の財政状況により異なっています。都道府県・市区町村のあらゆるランキングを調査しているサイト『日本☆地域番付』では、市区町村の平均給与を調査しています。2013年度でもっとも平均給与が高いのは『浦安市(千葉県)』で47万8904円でした。かなり高い給与額ですね。
一方で最下位は『青ヶ島村(東京都)』で22万9208円。青ヶ島村は東京から南に358km離れた島ですが、日本一村民が少ないことでも知られています。やはり人口や経済規模により、市区町村の給与は異なっているんですね。(日本☆地域番付 全国・全地域の職員平均給与額番付)
景気により給与額は増減する?
では市区町村の給与はどのように決まるのでしょうか? 番付では46万7794円で8位にランクインしている『神戸市(兵庫県)』では、給与決定の仕組みを公開しています。
神戸市の場合、市長から独立した人事や給与についての専門機関『市人事委員会』が、4月1日現在の市職員の平均給与と、従業員50人以上の民間事業所の平均給与を調査・比較します。市職員と民間事業所に違いがあると、市人事委員会が市長と市議に勧告をし、議決されることで給与額が決まります(神戸市 市職員の給与の状況など P.2)。
不況でもあまり影響がないと思われる市区町村職員も、景気が悪く民間事業所の平均給与が下がってしまうと、同時に給与は下がってしまうということです。
市区町村のホームページで、給与額をチェック!
もしも働きたい市区町村が決まっていたら、市区町村のホームページをのぞいてみましょう。職員の給与額は、必ず公開されています。
そして給与額は、市区町村により異なります。転職先に市区町村役場を考えている方は、市区町村職員でも景気の影響により給与の増減があるということを覚えておきましょう。