特定非営利活動法人『ITスキル研究フォーラム』では、実際にIT技術者として働く人の年収を調査しました。調査した6236人の平均年収は468万円。国税庁が調査した『民間給与実態統計調査』によると、全職種の平均年収が414万円ですので、全職種の平均より高めという結果です。
しかし一言で『IT技術者』と言っても様々な職種があり、職種により年収は違っていました。(ITスキル研究フォーラム IT技術者レポート)(平成25年分 民間給与実態統計調査)
ITエンジニア、年収が高い職種は『コンサルタント』
ITエンジニアの中で、一番年収が高い職種は『コンサルタント』で713万円でした。ITを導入しようとする会社は、コンサルタントの助言が必要になります。ITに精通しているコンサルタントは、やはり年収も高くなっているようです。
次いで『エデュケーション』が643万円と続いています。あまり聞きなれない職種ですが、ITの世界では欠かせない存在です。
人を育てるポジションは高収入?
『エデュケーション』とは、研修カリキュラムやコースのニーズ分析や設計、開発、運営、評価を手がける職種です(IT Pro 若手エンジニア必見! 職種別キャリアの作り方 エデュケーション)。研修企画とインストラクションを行う、エンジニア育成のために非常に重要な職種です。
『エデュケーション』になるには、最初からエデュケーション職に就くパターンと、他の職種から転換する方法があります。
例えばアプリを開発する現場で働くエンジニア。エンジニアとして様々な経験を積んでいますし、人に教えるという素養さえあれば、転換も可能です。
興味のある職種は、年収いくら?
どんな職業でも、職種が違うと年収が違います。あなたのやりたいと思っている職種は、あなたの理想とする年収に届いているでしょうか?
今興味がある職種があるなら、深く掘り下げて調査してみてはいかがでしょうか?