英語力は給与に影響を与えると思いますか? 英語力が必要な求人を見ると、TOEICの点数を目安にしている企業も多くあります。がんばってTOEICで高得点を取ることは、給与アップに結びつくのでしょうか? 答えは『Yes』! しかし英語力以外にも、磨かなくてはいけないことがあることも事実です。
Business Media 誠に『男女共に40代から差が広がる??英語力と年収の関係』という、気になる記事が掲載されました。記事によると英語力が『ビジネス会話以上』と『そうでない人』を比較したところ、20?30代では数十万円しか差がなかったものの、40?50代になると数百万円に広がっているといいます。
また女性の場合はさらに顕著で、20?30代では男性同様大きな差はないものの、50代になると年収差が約3倍にも広がっていました。
調査を見ると、若手ビジネスパーソンは今がんばって英語の勉強をしても、直近の給与に大きく差がつかないと解釈することもできます。
しかし将来のために、今英語を勉強しておきたい理由もあります。それは本当のビジネス英語を身につけることです。
若手時代はまず『ビジネス』を身につける!
若手ビジネスパーソンは、例えば他社との打ち合わせに上司と同行することがあると思います。打ち合わせでは上司の交渉術や他者との接し方などを学びます。
40?50代で年収に差がつく『ビジネス英語』を身につけるには、英語の前に『ビジネス』を身につけなくてはなりません。若手の時に交渉術を身につけ、やがては部下がつき、自ら先頭に立って交渉ごとを進めていけるようになります。
「じゃあ、自分で交渉が進められるようになってから、英語を勉強すればいいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、今勉強をしておくことは大きなアドバンテージにつながります。
自分の時間が自由に使える20代から、英語の勉強を始めよう!
30代・40代から英語の勉強を始めようと思っても、なかなか時間を取ることができません。自分の時間が比較的自由に取れる若いうちから、英語の勉強を始めておくことは将来のためになるはずです。早めに英語の勉強を始めておくことで、より多くの場面で「この言葉を英語に置き換えるにはどうしたら良いか」英語に置き換える訓練ができるようになります。
例えば上司に同行して交渉の場に行った場合、英語を勉強しておけば「今の言葉はどんな言い回しが好ましいか?」といった、具体的なビジネス英語の疑問点が見えてきます。疑問に思ったことは、仕事後すぐに勉強し直せるというわけです。
若手ビジネスパーソンは今すぐ英語を勉強してもすぐには年収アップに結びつかないかもしれません。しかし将来のために、ビジネス英語を使うには、早めに英語の勉強を始めることが将来の年収アップにつながるかもしれませんよ。