ボーナスをもらった後で転職しようとするなら、緻密な計算が必要です。たいていの企業では、ボーナスは夏と冬に支給されていますが、転職することになったとしても、もらえるものはもらっておきたいですよね。生活費の一部にボーナスを計算に入れているなら、なおさらです。ではボーナスをもらってから転職を実行するには、どのような計画が必要なのでしょうか?
一般的に転職活動では何度かの面接等を経て内定をもらいます。そして内定をもらったら人事担当者と相談の上で入社日を決定するわけですが、転職先の企業が入社日を待てるのは数ヶ月。在職中であれば当然引き継ぎや社外への挨拶も必要ですので、考えて入社日を決めたいところですが、その都合だけで決めてしまうと失敗します。ボーナスをもらっての転職の場合、退職を伝えるタイミングが非常に重要です。
ボーナス支給日から時間を置いて退職を伝えよう!
例えばボーナス支給日に退職を申し出た場合、あからさまに「ボーナスのもらい逃げ」と思われてしまうでしょう。ボーナスは『在職期間中半年間の成果』の評価ですから、もらい逃げという非難はあたらないのですが、心情的にお互いいい気持ちは生まれませんよね。 そこで退職を申し出る日は、ボーナスが支給されて一定の時間を置いてからが望ましいでしょう。
では、仮にボーナス支給後1週間に退職を伝えるとして、引き継ぎ等で1ヶ月を要するなら、最短でもボーナス支給日から1ヶ月と1週間後を転職先の入社日としなくてはなりません。すると転職活動を始めるのは、ボーナス支給日の1?2ヶ月前がベストということになります。
逆算して、転職活動を開始するタイミングを決めよう
もしもボーナスをもらってから転職をしたければ、夏のボーナスの支給が7月初旬なら5?6月、冬のボーナスが12月初旬なら10?11月が、転職活動の開始時期になります また転職活動の際には現在在職中であること、早めに内定がもらえても入社日は相談の上決めてほしいことを伝え、転職先にできる限り迷惑をかけないよう心がけましょう。
転職活動開始のタイミングが難しい、忙しい時期だという場合には、日程調整を手伝ってもらえる転職エージェントを利用するのも手です。これから転職活動するのであれば、ボーナスも考慮にいれた、ベストな転職タイミングを計算して行動しましょう。