手紙で上司や同僚に感謝の気持ちを伝える??。上司や同僚など、仕事でお世話になった人たちが異動する場合、心のこもった何かをプレゼントしたいもの。そんな時にオススメのアイテムは『手紙』。相手の心に伝わるアイテムです。
感謝の気持ちを伝える手紙というと、どのようなフレーズを思い浮かべますか? すぐに出てくるのは次のようなフレーズではないでしょうか?『○○様 今まで大変お世話になりました。これからも新しい職場でがんばってください。』これだと、当たり障りがないメッセージになってしまいます。手紙ではなく寄せ書きの場合も、同様のフレーズが出てくると思います。しかしこれでは、なかなか相手に自分の感謝の気持ちを伝えることは難しくなります。
具体的なエピソードを交えて伝えよう!
日々一緒に仕事をしていると、たくさんのエピソードが生まれます。手紙で感謝の気持ちを伝えるなら、具体的な、印象に残ったエピソードを挙げることが大切です。
例えば○○社との取引で失敗してしまったときのエピソードを、上司への手紙にしてみましょう。『○○様今までお世話になりました。○○社との取引で失敗してしまったことは今では良い思い出です。○○様には怒られましたが、しっかりとフォローしてくれたことは一生忘れられません。』いかがでしょうか? 具体的なエピソードと感想を添えるだけで、相手の心に響くようになるはずです。
具体的なエピソードがあったからこそ「自分が成長できた」ことや「目指したい上司像」になったなど、手紙が送る相手が自分にとって大切な存在だったことを伝えることができます。
『二重敬語』に注意!
手紙を書くときに、気をつけたいことがあります。それは『二重敬語』。二重敬語とはひとつの語に2回の敬語を使ってしまうこと。上司ですので敬語をしっかり使いたいところですが、二重敬語になってしまってはマナー違反です。
例えば『○○課長様』。このフレーズは『課長』という役職に『様』という敬語を付けています。役職はそのまま敬語になります。『うかがわせていただきます』は、『うかがう』という敬語と『いただきます』という敬語が重なっているもの。『うかがいます』が正解です。
手紙に書く場合、いろいろな言葉に敬語を使いたくなるもの。しかしひとつのフレーズを書いたら「これは二重敬語じゃないかな?」とチェックすることも大切です。 ぜひ心のこもった手紙で、去り行く上司や同僚に感謝を伝えてみましょう。