「飲み会に誘っても、なかなか部下が一緒に行ってくれない」と悩んでいる上司の方はいませんか?
最近は『若者の飲み会離れ』なんて言葉もあるとおり、飲み会に参加しない若手ビジネスパーソンが増えています。しかし、飲み会の誘いを断るのには、しっかりとした理由があるようです。
『飲み会に参加したくないと思う際の理由』について掲載された、あるニュース記事が話題になっています(EconomicNews 3月30日付)。
飲み会に参加したくない理由の1位は『二次会、三次会と長時間にわたって拘束される』でした。確かに会社の飲み会、多くは二次会以降がありますよね。もちろん「参加は自由!」と言われても、中には「帰りづらい……」と二次会に参加する人もいるでしょう。一次会だけ参加したくても、二次会以降も参加させられてしまい長時間拘束されるのが、飲み会に参加したくない理由の第1位でした。
2位は『お酒をついだり、目上の人に気を使うのは面倒』、3位は『酒癖の悪い人の相手をするのは面倒』と続いています。
お酒の席で上司に気を使ったり、お酒を飲んでハメを外した人の相手をしたり、確かに面倒だと感じることもうなずけます。
では若手ビジネスパーソンにも参加しやすい飲み会にするには、どうしたらいいのでしょうか?
時間を明示した『食事会』で参加率アップ!
まず考えられるのは『一次会だけで終わる飲み会』。もちろん本当に気の合う仲間たちだけでの二次会はアリですが、基本的に一次会で終了。しかも『19~21時まで』などしっかりと時間を決めておけば、長時間拘束されなくなるので、以前より参加しやすくなるのではないでしょうか?
そしてもうひとつは、開催する場所です。基本的に飲み会は居酒屋で開催します。しかしお酒が飲めない人にとって、居酒屋の雰囲気や食事はあまりいいものではありません。そこで参加者全員が集まれるようなレストランで『食事会』として開催すること。お酒がなくてもおいしい食べ物があれば「参加したい」という意欲も湧いてきます。
次の飲み会は趣向を変えて『食事会』にしてみると、もしかしたら参加者も増えるかもしれません。
飲み会の最大の目的は何?
飲み会の最大の目的は「参加者とコミュニケーションを取ること」です。「お酒が入りすぎて何を話したか分からない」なんていうのは、コミュニケーションどころか、参加者に嫌な思いをさせているかもしれません。
ここは時代の流れに乗って、新しい飲み会のかたちを、みんなで考えるべきかもしれませんね。