Illustratorの勉強と聞くと、何やら難しいことをするのではないかと思いますよね?広告や商品のパッケージ、webの画像など、いろいろな物のデザインワークができる、Adobe社の『Illustrator』は、デザイナーなら必ず使ったことがあるソフトです。はたして、そんなIllustratorの勉強は、独学でできるものなのでしょうか?
最近では学校や通信教育で、Illustratorを学ぶことができます。しかし、そこまでお金を掛けたくないのであれば、参考書などを使い自宅で勉強するしかありません。その参考書も沢山の種類があります。すべての操作の手引きができるものから、「とりあえず何かを書いてみよう」というものまで、多岐に渡っています。
参考書の中でも人気のある『デザインの学校 これから始めるIllustratorの本』(佐々木京子著・技術評論社)シリーズは、付属のDVDにサンプルファイルが入っていて、本当に始めてIllustratorに触わる、という人には最適です。
でも、参考書などで勉強した場合、どこまでIllustratorの操作が身につけられるのでしょうか?
なぜ勉強したいのか、具体的な目標を決めよう!
Illustratorの勉強をするときに大事なことは「何のためにIllustratorを学ぶのか?」ということです。「デザイナーになりたい」「Illustratorを使えるようになりたい」という、漠然とした理由だと、なかなかうまくいきません。
そこで、『目標』を決めましょう。例えば「会社のロゴを新しくしたい」や「商品のロゴを作りたい」、個人的な理由で「フットサルチームのエンブレムを作りたい」「自分のtwitterアイコンを作りたい」など、なんでもOKです。まずは、具体的に何を作るかを決めることが、Illustratorの操作を身につけ、実践的に使えるようになる第一歩です。
さらなるステップアップを目指そう!
ある程度操作を身につけたら、「本当にIllustratorでデザインできるのだろうか?」と考えるようになるでしょう。次のステップは実践編です。
まずは、自分のやりたいデザインを絞り込みます。IllustratorではWEBデザインから、紙面デザイン、ロゴデザインなど、さまざまなデザインを作ることができます。自分のやりたいことが見つかったら、目的にあった参考書を購入しましょう。どのデザインカテゴリを選んだとしても、初心者にも分かりやすく、やさしく解説してあるものが販売されているので、参考書通りに勉強していけば、より実践向きのテクニックを覚えることができます。
スキルアップしていけば、最初の目的が個人的なことでも、もしかしたら副業、あるいはデザイナーに……。と夢も膨らんでいきます。ただ、仕事となると、Illustratorだけでなく、画像編集・加工ソフトのPhotoshopの操作も覚えておくとよいでしょう。デザイン業務の幅が広がっていきます。