デザイナーと聞くとオシャレなイメージがあると思いますが、実際の年収はいくらぐらいなんでしょうか?
厚生労働省は『職業分類』を定めていて、各職業の年収を公表しています。
さっそく国が調査しているデザイナーの年収を見てみましょう。
厚生労働省が発表した『平成24年賃金構造基本統計調査』。毎月支払う給与額と年間に支払う賞与の額を調査しています。ではデザイナーの給与額、年間賞与額はいくらなのでしょうか?
調査によるとデザイナーの毎月の給与額は29万3200円、年間賞与48万5600円でした(職業別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他と区別給与額)。オシャレで華やかそうなデザイナーですが、年収にすると約400万円で平均年収は思ったほど高くはないようです。
細かく見ていくと、デザイナーの年収には差がある!
職業分類でデザイナーに分類されるのは『ウェブデザイナー』『グラフィックデザイナー』『工業デザイナー』『ディスプレーデザイナー』『インテリアデザイナー』『服飾デザイナー』『他に分類されないデザイナー』の7種類に細分類されています(職業分類表 大分類B P.153)。細分類で見ていくと、各デザイナーに年収に差がありました。
まずは最近よく聞くウェブデザイナー。『平均年収.jp』の調査によると平均年収は358万円。これは国が調査したデザイナーの年収より40万円ほど安くなっていますね。
しかし出版物やポスター、広告などをデザインするグラフィックデザイナーの中でも出版物に特化したデザイナーの場合、年収は約644万円と平均を大きく上回ります。
さらには家電などの工業製品をデザインする工業デザイナーの場合、平均年収は約683万円。工業デザイナーの場合は大企業に勤めていると年収は1000万円を超える場合もあるようです。
あなたの狙う『業界』の年収を知っておこう!
ひとことで『デザイナー』と言っても、さまざまな種類があると同時に、年収にも大きな差があるようです。
デザイナーを目指している方は、あなたの狙っている業界の年収を、事前に調べておいた方がよさそうですね。