秘書の仕事というと、ちょっと華やかなイメージがある方もいると思います? 有名企業の社長秘書をイメージすると、必ずと言っていいほどメディアのインタビューに答える社長の横にいます。秘書になるためには、どんなスキルがあれば就くことができるのでしょうか?
秘書の仕事には特に資格が必要ではありません。しかし秘書として技能があることを証明する資格は存在します。
ひとつは『秘書検定』。公益財団法人実務技能検定協会が主催する資格で、3級から1級までの4つのレベルに分かれています。本気で秘書を目指す人が受験をするのが準1級と1級。ともに筆記試験に合格すると二次試験として面接試験があります。
面接試験で問われるのは『人柄』。ビジネスパーソンならいろいろな方と会う機会があると思います。今まで会った人の中には「感じがいいな」と思った人もいるのではないでしょうか?
秘書として大事なことは「感じがいい」人であること。言葉使いや話し方、態度や振る舞いが、準1級、1級に合格するためには必要です(秘書検定 秘書検定は「人柄育成」を目指していますより)。
実務は一般的なビジネススキルが必要!
秘書の実務は、一般的にビジネスパーソンとして通用するなら、すでに身に付いているスキルが多くなっています。
例えば文書作成やファイリング。これは一般的なシーンで身に付いていくスキルですね。そして秘書ならではの仕事である、上司のスケジュール管理。これも自分のスケジュール管理がしっかりとできていれば、ある程度身についているスキルだと思います。
その他、電話やメールの対応も、すでに身に付いている方も多いと思われます。一般的なビジネススキルをしっかり身に付けている方が秘書の実務をこなそうとすると、意外とこなせてしまうというのが実情です。
しかし『人柄』という面は、なかなか勉強をする機会がありません。秘書検定に合格するためには、これまで意識して学んでこなかった『人柄』を磨く必要があります。
どんな対応が「感じがいい」と思われるのか意識しよう
ビジネススキルももちろん大事ですが、秘書になるために何よりも重要なのは『人柄』です。秘書を目指すのなら、日々どんな対応をすると感じがいいと思われるのか、しっかりと意識しておくことが大切です。