後悔しない転職のために、転職サイトなどで会社を選ぶ際は、まず、自分に向いている会社、不向きな会社を見分けることが大切だ。
「人は新卒で就職してから1?2社目の会社から受ける影響が大きく、それがその人の社会人としてのベースになります。なので、ベンチャーから大手へ転職するなど、今までの会社とあまりに違う会社を選ぶと、苦戦することが多いですね」と、山本郁子さんも企業選びのポイントを語る。
また、職種変更を伴う転職は大きなチャレンジ。メリットもあればリスクもあるので覚悟が必要だ。
「例えば『ノルマに追われる日々に疲れた』という理由で営業職だった人が事務職を希望するケースがよくあります。でも、そういう人はノルマがなくなると、やりがいまでなくしてしまうこともあるのです」(山本さん)
そんな失敗を防ぐには、情報を集め、自分がその会社でその仕事をする様子を具体的にイメージすること。イメージに間違いがないかどうかは、面接時の質問でクリアにしよう。
会社の規模や業種から社風を推察しよう
中小企業と大手では、書類の書き方などの慣習から、社員に求める立ち振る舞いまで大きく違う。憧れで有名企業に転職しても、入社後に苦戦する人も多いので注意が必要。また、業種によっても風土は異なる。目指す業界に知人がいれば、話を聞いてみるのも手だ。
社員のインタビューから仕事内容を把握せよ!
募集職種が未経験者OKでも、異職種転職は大きなチャレンジになる。同職種の先輩社員のインタビューから、具体的な仕事内容などを把握することができる。また、未経験転職の場合でも、自分の特性や前職での経験をアピールできるか否かを考えておこう。
勤務地と合わせて拠点網もチェック
例え求人広告の勤務地欄に通える範囲の地名が書かれていても、拠点数の多い大手企業の場合は、将来的に転勤の可能性もある。気になるなら、必ず面接時に確認をするべし。どうしても転勤できない事情があるなら、大手は避けたほうがいいだろう。
性格によっても向く会社・不向きな会社が
転職後に感じるギャップが最も大きいのは、歴史ある大手からベンチャー企業、あるいは、その逆のケースだ。やりたい仕事が明確で、早く結果を出したいタイプの人は、ベンチャーが向いている。歴史の古い大手企業では、短期的に実績を上げることは難しい。
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