相手のタイプ別「傾向と対策」で面接を突破せよ! - 転職完全マニュアル

【転職の心得】
五、面接では、質問に的確に答えることに専念せよ
六、面接官にはタイプがある。相手のペースに振り回されるな!

書類審査が通れば、いよいよ面接。自分の持ち味をどう出したら、効果的な自己PRができるのだろうか。

「確かに面接は自己PRの場ですが、自分の持ち味を出そうとするより、状況に応じた対応ができることが大切です。与えられた質問にしっかり答えることに専念しましょう」(山本さん)

逆に、相手に好かれようとして、万人ウケするキャラを演じてもダメ。性格は質問の答えや話し方ににじみ出る。ただ、相手に不快感を与える話し方をしているのに自分で気づかない人もまれにいる。そんな人は面接で損をするので、鏡を見ながら話してみるなど、一度チェックしてみよう。

また、面接官には数種類のタイプがあるが、相手のペースに振り回されないことが重要だ。

「圧迫面接をされても臆せず、的確に答えることが大切ですね。逆ギレしたらそこで終わりです。堪え性のない人だと思われてしまいます。逆に、気さくな感じの面接官であっても、聞かれていないことまでペラペラ喋るのは禁物です」


事務タイプ

【傾向】
チェック表を片手に、決まりきった質問を繰り返す。次の面接官への申し渡し書類の作成に徹するタイプ。

【対策】
相手の質問を真面目な態度で聞き、簡潔な回答を。予想に反した回答が苦手なため、相手が反応に困るような変化球は禁物。自分の主観などより優等生的な答えがいい。

【見分け方】
慣れていない様子。一次面接によく出てくる。表情は乏しい。細かくメモし、こちらの答えに対する自分の感想はない。


浪花節タイプ

【傾向】
苦労話や泣かせる話に弱い。能力や実績よりも、熱意を重視するタイプ。応募者を好き嫌いで評価する傾向も強い。

【対策】
苦労話や困難の乗り越え方などを、具体的なエピソードを交えて語るといい。「別に」「みんな同じです」などクールなコメントは相手のテンションを下げるだけ。

【見分け方】
中小企業の社長などに多い。苦労話に「大変だったねぇ」などと共感する率が高く、自分の経験を語りはじめたりする。


圧迫タイプ

【傾向】
雑談などの前置きなしに、ストレートな質問を矢継ぎ早にする。こちらの答えを疑うような質問を投げかけてくることも。

【対策】
厳しい質問にオドオドするとナメられるので、質問に対し、淡々と冷静に答えるべし。その時、具体的なデータや数字を盛り込むと良い。逆ギレは禁物。

【見分け方】
ぱっと見もお堅い印象。メガネ率も高い。専門用語を多発。表情から面接の手応えを掴むのはまず無理。


恵比寿顔タイプ

【傾向】
面接は終始なごやかなムードで雑談も多いが、面接慣れした大ベテランで、人を見る目も肥えている。にっこり笑って落とすことも。

【対策】
寛大そうでも油断は禁物。つい気を許して前の会社の悪口を言ったり、ぶっちゃけ話などを披露しないように注意。こちらも笑顔で接し、回答内容は真面目に徹しよう。

【見分け方】
恰幅よく、にこやかで人当たりが良い。こちらの失言も流してくれたりする。しかし、目は笑っていないことも。



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