「第ゼロ印象」がキモになる! 書類作成「2つの心得」 - 転職完全マニュアル

【転職の心得】
七、給与交渉は面接での確認時か、内定後に
八、年収アップの交渉には根拠が必要
九、辞職を伝える前に、引き継ぎ期間を計算せよ
十、入社日がずれ込みそうなら、転職先へマメに報告を

給与交渉は自分からしていいのか、誰もが気になるところ。するなら、いつの時点か。それは微妙な問題だ。

「内定が出た後にするのがよいと思います。また、会社によっては一次面接の時に確認されることも。人事担当者から話が出る前に、『いくらもらえますか?』などと面接で切り出すのはダメですね。『給料へのこだわりが強い人だな』と敬遠されます」(山本さん)

転職で年収アップを実現したいのは山々だが、キャリアが活かせる転職の場合か、会社の格が上がった場合でなければ年収アップは難しい。

「現状維持が相場です。例えば年収400万円の人なら、転職後も400万円。その人が、転職先に450万円の希望を出すなら、この春に昇給して450万円になるとか、内定が出たもう一社が450万円だとか、根拠を示す必要がありますね」

希望額として提示しても角が立たない線は、前職比50万円アップ程度を考えるといい。いつ譲歩するかなど、交渉には空気を読む力も必要だ。


転職先から内定が出たら、次の課題は、退職交渉をいかにスムーズに進めるかになる。辞める意思を伝えてから退職日までは2週間というのが法的な最低ライン。だが円満退職のためには、少なくとも1カ月は見積もるべきだろう。

「退職の意志を告げる前に、まず引き継ぎに必要な期間など計算し、転職先の人事に告げる入社予定日を決めるといいでしょう。また、『退職交渉をしてみないとわかりませんが、早ければ○月×日、遅くても○月×日には……』という話の進め方をするとリスクヘッジになりますね」

退職の意志は、まず直属の上司へ伝えること。そうすれば人事からアプローチが来る。気をつけなくてはいけないのが、いきなり人事に辞表を出すのはNGであること。上司がなかなか退職を認めてくれないなどの場合のみ、人事に辞表を持って行くなどの強硬手段を採るようにしよう。また、退職交渉でもめて、入社時期がずれ込む可能性が出た場合、転職先の人事に状況をマメに報告すると、トラブルを防げる。


◎内定獲得〜退職日設定のフロー(1カ月)

1週目

【内定獲得!】
入社時期を1カ月後に設定し、転職先の人事担当者にその旨を伝える。

【退職意思表示】
直属の上司に退職の意思を口頭で伝えるとともに、退職届を提出する。


1〜2週目

【引止め工作】 この間、必ずあるのが上長の引止め工作。現在の会社とモメるようであれば、人事担当者に辞表を直接提出するなど、強硬手段を採るべし。また、転職先との連絡は密にしておこう。

<2週目

退職日決定
退職日が決定しだい、速やかに転職先に連絡すること。

2〜3週目

【引継ぎ】
業務の引継ぎは2週間をメドに行う。前職でお世話になった人に、いつ・どこで出会うか分からない。最低限のマナーは守るのが心得だ。

4週目

【退職日】
「立つ鳥跡を濁さず」の心を忘れず、社内の挨拶回りも行おう。


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