「コンサルタント」のケース
書類作成「ポイント」その6
担当業務の文章スタイルは客観的事実と数値の記載
担当業務を書くときには、未経験転職と同様に具体的な数値を明記する。数値を際立たせるために、ここでは事実を客観的に羅列するような文章スタイルを採るべきだろう。記載する順番は・「プロジェクトの概要」・「具体的内容」・「プロジェクト内での業務内容」で流れを作ろう。
書類作成「ポイント」その7
経験転職で作成する時は職務経歴をメインにする!
経験転職では、職務経歴を冒頭に明記することで、キャリアヒストリーを見せる書式にしよう。特にコンサルタントは何をしてきたのかが重視されるため、携わったプロジェクトを時系列で客観的に記載するのが良い。項目は「期間」「プロジェクト名」「担当業務」「役割・規模」の4項目が最も読みやすいスタイルだろう。
書類作成「ポイント」その8
スキルのレベルの高さは「得意分野」でアピール!
どのような経験をしてきたのか、またそのレベルを知るための情報として、意外と人事担当者が見ているのが「得意分野」だ。ここでは箇条書きのスタイルを採用しているが、経験を交えながら詳細な文章で自分のレベルをアピールしてもよいだろう。
書類作成「ポイント」その9
少人数プロジェクトであれば難易度と昇進スピードで勝負!
「役割・規模」は分かりやすく、プロジェクトの人数と役職を記そう。メンバークラスの場合には、人数の中でどのようなポジションであったのかを明記する。また、チームリーダーやプロジェクトマネジャーで、プロジェクトの人数や規模が下がっているのであれば、人数だけではなくプロジェクトの難易度が分かるようにしたいところだ。
書類作成「ポイント」その10
キャラクターを活かして貢献できる内容を明記!
経験転職の職務経歴書を作成する時に、唯一自分のキャラクターを押し出すべきなのが、得意分野と自己PRだ。熱い人物であれば情熱的に、客観的に分析するようなキャラクターであれば、冷静に自己分析した結果を書くのがベスト。もちろんどんなスキルを持ち、それをどのように活かして、業績拡大に貢献できるのかを書くのが前提だ。
スペックアピールが大前提。時系列ベースで作成せよ!
職種を問わず、アピールするべきなのは、今までの経験で培ってきたスキル。ゆえに、経験転職での職務経歴書は経歴を時系列で書いていくのが良いだろう。時を追って自分の成長度合いを紹介することで、着実にレベルアップしている人材であることをアピールできるからだ。
書類作成の大前提として気をつけたいのは、「いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どうした」という5W1Hだ。これをマトリクス形式の書式で表現すると良い。開発経歴の左から「いつ(開発期間)」「どこで(プロジェクト名)」「誰が(役割・規模)」「何を・どうした(担当業務)」というフォーマットで作成するとよいだろう。「なぜ」は、自己PR部分で記載し、得意分野と保有資格でその他アピールするべき部分をフォローする。MBAなどの学歴があれば、履歴書に記載するのはもちろんだが、保有資格の欄を「保有資格・その他の学歴」として、改めて記しておくべきだろう。
職務経歴書は人事担当者と初めて接触する大切な「自己PR書」。自分が上げてきた実績を理解してもらえるように、読み手の意識を持って作成することで、面接という次のステージに進むことができる。書類審査を通過したら、面接までの期間を使って改めて見直し、面接対策をするべきだろう。
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