ライター・編集者経験者の自己PR例文とアレンジのコツ
「自己PR」は応募書類の中でも採用担当者が特に注目する項目で、ライバルに差を付けやすいポイントの一つになります。職務経歴書だけでは伝えきれない「自分自身の強み」をしっかりと伝えましょう。ここではライター・編集者経験者の自己PR例文集と、自分らしくアレンジするコツを分かりやすくまとめています。例文を参考に、オリジナルの自己PR文を作成してくださいね。
ライター・編集者のアピールポイントを自分らしく記載するコツ
成果がイメージできる「実績」を記載する
ライター・編集者は、出版社・Web媒体といった所属先、過去に制作した書籍や記事の本数やPV数、書籍の発行部数などが「実績」として評価されます。自分が携わった仕事は、名の知られているクライアントや媒体に関わった経験などの大きな業務を中心に、媒体名・PV数など誰が見てもすぐ分かる実績を記載しましょう。ただし、企業によって採用基準や必要としている人材は異なるので、求人情報に目を通した上で、マッチしそうな「実績」を記載することが重要です。
職務経験のレベル感が伝わる「知識・スキル」を記載する
ライター・編集者には、執筆・編集スキルやコミュニケーションスキルはもちろん、さまざまな媒体や執筆ジャンルなどに関する知識、業界知識、トレンドに関する知識なども求められます。応募先企業が必要としている人材の情報を募集要件などでチェックし、マッチする「知識」、「スキル」を記載してアピールしましょう。また、校正技能検定など、ライター・編集者のスキルの裏付けになる「資格」を保有している場合には、アピールポイントの一つになります。
経験の豊富さに直結する「経験期間」を記載する
ライター・編集者としての業務で活きるスキルは経験により身に付くものも多いため、経験年数が重視されます。中途採用でライター・編集者を募集している企業は、経験年数を重要な指標として見ているため、「ライター〇年」、「編集者○年」などのように、「期間」についても記載し、経験の豊富さを伝えましょう。勤続年数が1~2年と短く、経験が浅い場合には、転職後に活かせる知識やスキルを中心にまとめることが大切です。その上で、転職に向けて現在取り組んでいることなどを記載し、採用担当者が将来性を感じられる内容の自己PRに仕上げましょう。
ライター・編集者の自己PR例文集
ライター・編集者の実務経験や保有スキルなどは人によって違いますよね。自分に合った例文を組み合わせて、自分だけの自己PRを作成しましょう。履歴書の自己PR欄は小さい場合が多いので、150~300字程度にまとめるのがおすすめです。「この例文を使う」を押すと、ページ下の編集エリアに自動的に反映されます。自分らしい自己PRになるように編集して活用しましょう。
私は○○出版社のムック本の編集部に7年間在籍し、これまで25冊の本の出版に編集者として携わりました。特に、Twitterで話題になっていた○○さんに注目し、企画から制作まで携わった○○○○は発行部数15万部を突破し、現在はシリーズ化して人気書籍となっております。異動した現在は、平均発行部数5万部の月刊の主婦層向け生活情報誌の編集を2年間担当しております。
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例文の解説
ライター・編集者にとって、過去の制作物は人材を評価する重要な指標になります。制作物のジャンル、制作した記事・書籍、発行部数などを明らかにして、実績を正しく伝えましょう。また、アポとりから取材・執筆・編集作業など、「どこまでの仕事を一人でこなせるか」について記載することで、採用担当者があなたの仕事ぶりをイメージしやすくなります。書籍の制作経験等がある場合はもちろん、そのような経験がなくても、得意な執筆・編集ジャンル、Webメディアに関する実績などを記載しましょう。
私の編集者としてのこだわりは企画の独自性です。現在は海外の観光地を紹介するリピーター向けの旅行本の企画・編集を担当しております。企画の際には他の旅行本を徹底的に調査し、独自の情報を多く載せることを意識しています。例えば、現地の有名飲食店や大きなイベントを取り上げるのではなく、地元の人が繰り返し訪れるようなこぢんまりとしたお店に着目したり、他の旅行本で取り上げられることの少ない小さな町について特集を組んだりすることで、差別化を図ることを意識しています。
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例文の解説
編集者にとって企画力は必須の能力です。いかに読者の心を動かすかが大切なので、企画の際に気をつけていることや具体的にどのような企画をしたことがあるかを伝えることが有効です。
私はこれまでに、Web媒体に5年間編集者として携わりました。業務では、企画・構成や執筆を行う上で、誤字脱字はないか、読者のニーズに合っているか、SEOに最適化されているか、十分なエビデンスがあるかなどの確認を徹底しております。特にSEO対策を得意としており、記事内容の見直しや内部リンクの改善などを行い、SEO流入の月間PV数を200%に向上させた経験があります。また、Web広告の仕組みやサイトレイアウト、SNS運用などについても知見があります。
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例文の解説
ライター・編集者の業務内容は媒体によって異なるので、Web、書籍、新聞、広告チラシなど、どの媒体の業務経験があるのかを明確にすることが大切です。Web媒体の場合、記事を作るだけでなく、サイト改善の施策を行うこともあります。システムについての知識や、SEO対策、UI/UXに関する知見がある場合はアピールポイントになります。
私は、PCのアプリケーションや周辺機器に関する最新情報をユーザーに届けるためのWebメディアにおいて、執筆を担当しております。月に10本の執筆ペースを保つために、正確かつスピーディに業務を行うための準備を徹底しています。具体的には、メーカーのファンサイトにメルマガ登録したり、SNSでメーカー公式アカウントやPC周辺情報に詳しいアカウントをフォローしたりして、担当分野の情報に毎日触れるようにしています。その結果、PCに関する知識が身に付き、効率よく正確に執筆を行えるようになりました。それに加えて、今では多くのメーカーのプレス担当ともつながりを持てており、PC・ガジェット分野のライティングには自信があります。
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例文の解説
専門分野の知識は執筆に活かせるので、得意分野に関する知識量やその分野でのライティング経験がアピールポイントになります。保有している専門知識やライティング経験を整理し、応募先企業の求人をチェックした上で、マッチしそうな知識・経験に関する情報を含めましょう。また、ライター・編集者には情報収集力も必要であるため、普段行っている情報収集の方法や知識を身に付けるために努力したことについて記載することも有効です。
私は編集者を7年間経験し、そのうち3年間は○○○○というWebメディアの編集長を務めました。現職では主に、記事の品質管理や予算管理、メンバー育成を行っています。品質管理の一環として、メディア全体のコンセプトを守ることや記事の内容の担保のために制作工程におけるチェックシートを作成し、効率よく質の高い記事を作成する仕組みづくりを行いました。その結果、月間PV数は700万に達しました。また、メンバー育成にあたっては、単に記事の添削をするのではなく、コンセプトの共有を丁寧に行った上で個性を尊重することを重要視しています。
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例文の解説
編集長の経験がある人材は貴重であるため、編集長のポストに就いた経験がある場合はアピールポイントのひとつになります。編集長として行ったことを具体的に記載し、チームとしての実績にどのように貢献したかを伝えましょう。
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ライター・編集者は、出版やメディア業界で雑誌や書籍、Web媒体に掲載する文章やコンテンツを制作することが仕事です。ライターは文章の執筆を担当し、編集者は企画、編集・管理を行います。ライター・編集者の仕事内容、やりがい、向いている人などについて、未経験者にも分かりやすくまとめました。