中堅~大企業には、同じ職種の中に、総合職と一般職という2種類を設けている会社が多くあります。具体的な仕事内容や待遇の違いを把握して、自分のライフスタイルにあった働き方を考えるようにしたいですね。
総合職と一般職の違い
総合職とは、その名の通り、総合的な業務に取り組む社員のことです。具体的な仕事内容についてはそれぞれの会社によっても変わってきます。一方の一般職は、決まった内容の補助的な仕事を行う社員で、多様な仕事を求められたり、管理側に回ったりすることはあまりありません。
会社によっては、総合職には転勤があるが一般職はないという違いがある場合もあります。給与に関しては、総合職の方が一般職よりも高く設定されていることがほとんどです。その分、仕事の責任も重く、内容も多岐にわたると考えればよいでしょう。
女性にとっての総合職と一般職
女性の社会進出が進んだ昨今では、総合職として働く女性も珍しくはなくなりました。当然、どの企業であっても、女性だからといって総合職の採用を見送るということはできません。
しかし、結婚や出産によってライフスタイルが大きく変わることもある女性にとっては、給料が高いから総合職の方がいいとは一概に言えない場合もあります。ライフワークバランスを正しく取るためにも、慎重に考えてみるようにしましょう。
総合職から一般職へ、一般職から総合職へ
女性の場合、総合職で就職したものの、育児休暇を経た後は一般職で責任の重すぎない仕事をしたいというケースもあります。反対に、子供が大きくなって手を離れた後は、また総合職でキャリア形成をしていきたいということもあり得るでしょう。
こうした、総合職から一般職へ、または一般職から総合職への転換というのは、会社によっては本人の希望や面談などで受け付けているところもあります。現状の働き方に無理があると感じている人や、気持ちや時間に余裕ができたのでさらに上を目指したいと考えている人は、総合職、一般職の転換を検討してみてはいかがでしょうか?
ただし、こうした転換が難しい会社や、どちらか一方しか認めていないという会社があるのも事実です。その場合は、別の会社に転職して希望の働き方を実現させるということも視野に入れてみましょう。
結婚や出産、育児、また、家族に介護が必要となったときというのは、女性にとって大きく環境が変化するタイミングです。今の働き方に固執せず、ライフステージに合わせた働き方をすることで、無理なくプライベートと仕事の両立ができるようになるでしょう。