失恋してしまって仕事に身が入らない。こんな経験、ありませんか? 目を腫らして仕事に行き、同僚に心配されるのは避けたいもの。でも実際には避ける方法はありません。しかし恋愛に破れたとき、仕事を休めるという制度を導入した企業が、話題となっています。
『失恋休暇』なる変わった制度を導入したのは、美容院を経営する神戸の企業(MSN産経WEST 2014年2月15日付)。この企業では「美容師が失恋してテンションが下がったままお客さんの前に出ても仕方がない」と、この制度を導入しました。
失恋休暇は特別な申請書類などは必要なく、口頭で店長に報告すれば20代前半は1日、20代後半は2日、30歳以上は3日の休暇の取得が可能。また離婚の場合にはそれぞれ休暇に1日がプラスされます。また複数日休暇が取れる場合、まとめてとっても分けてとってもいいそうです。
とはいえ失恋休暇は、この企業独特のもの。普通は失恋した痛手を負ったまま、仕事に向かわなくてはいけません。そんな場合、どのようにして立ち直ればいいのでしょうか?
秘訣は『いつも通り』に生活、仕事をすること!
一番の秘訣は『いつも通り』に生活をすること。失恋すると「なぜなのか」といったことを考え込んでしまいがち。この考えを封印するためにも、まずは日々の生活、仕事にも、失恋したことをなかったことと考えるのが一番です。
そのためにも、いつもどおり仕事に取り組むことは非常に大事。失恋のことを忘れて仕事に取り組めば、少しずついつも通りの生活を取り戻せます。すると「失恋しても、普段どおりに生活できる!」と思うようになります。失恋は些細なことと認識できれば立ち直れる、ということですね。
難しいと感じるのは、社内恋愛だった場合。どうしてもお互いを避けようという気持ちが生まれますが、ここも普段どおり、特に態度を変えずに接することが大事なポイントです。
お休みの日には、思いっきり泣く!
いつも通りの生活をすることで、失恋の痛手から立ち直ることができます。しかし次の恋を成功させるには、やはり前の恋を振り返ることも必要です。そんな前の恋を振り返るのに適しているのは、やはり休日。休日なら失恋のショックに目を腫らしても、問題ありませんからね。思いっきり泣きながら、前の恋を振り返りましょう。
失恋からの立ち直り方、ご理解いただけましたか? しかしこう見ていくと、やはり泣くことは必要。『失恋休暇』は早めに泣いて振り返ることができるだけに、案外重要な休暇かもしれませんね。