結婚の手続きというと『婚姻届』のことを思い浮かべるでしょう。でも実際に婚姻届を出すにはどうしたらいいのか、ご存知ですか? いざ結婚しようとしてから「時間がない!」とならないように、結婚にまつわる様々な手続きを事前に知っておきましょう。
『婚姻届』は全国の市役所、区役所、町村役場で、265日24時間受け付けてくれます。よく芸能人などが結婚する際「婚姻届を夜中に提出」というようなニュースがありますが、夜間窓口がある役所や役場であれば、婚姻届の受理をしてくれます。
提出する役所または役場は、別に住んでいるところでなくてもかまいません。例えば旅行先で婚姻届を提出する、なんてこともできるんです。
しかし婚姻届を深夜に提出する場合、あくまで『受理』をしてくれるだけなので、不備があると入籍日がずれてしまうこともあります。
本籍が遠いなら『戸籍謄本』を事前に準備!
『婚姻届』を提出する際には、婚姻届以外にも必要な書類があります。それが『戸籍謄本』です。夫婦ともに同じ本籍地がある役所に提出する場合は必要ありません。しかし夫の本籍地に婚姻届を提出する場合、妻の本籍地が違うところだと、妻の戸籍謄本が必要になります。また旅行先で入籍しようとするなら、必ず夫婦ともに戸籍謄本が必要になります。
戸籍謄本は『戸籍全部事項証明』と『戸籍個人事項証明』の2通が必要。もしも本籍地が違うところで『婚姻届』を提出するなら、事前に用意しておきましょう。
しかし戸籍謄本は、本籍がある役所に取りにいくか、郵送で取り寄せなくてはいけません。仕事で時間がない場合は郵送してもらうことになりますが、日にちがかかりますので前もって準備をしておきましょう。
婚姻届と戸籍謄本以外に必要なものは、身分証明書。免許所やパスポートなど、写真付きのものを用意しておきましょう。
そして必ず持っていきたいのは『印鑑』。婚姻届には事前に押してから持っていくと思いますが、仮に書類に不備が合った場合、訂正しなくてはなりません。訂正する際の訂正印として、必ず印鑑は持っていきましょう。
もちろん会社への手続きも必要!
婚姻届を提出したら、会社への手続きも必要です。社会保険や税金等の手続きをしてくれますが、会社により提出書類が違います。まずは結婚の報告を行い、その上で必要な書類を聞いておきましょう。
いざ結婚するときに慌てないよう、事前に必要書類などの準備も怠らないようにしてください。