銀行員は給与が高いとよく耳にします。もし給与が高いところに転職したいと考えているなら、銀行員は選択肢のひとつになります。しかし給与が高いなら、仕事内容はそれなりにハードなのではないか?と想像もしてしまいます。
実際、銀行員の給与はいくらぐらいなのでしょうか?東京商工リサーチでは『国内銀行の平均年間給与』を調査しています。
国内銀行102行の平均年間給与は609万7000円。国税庁が調査した『民間給与実態統計調査』では、日本全体の平均年間給与は408万円ですので、銀行員は約200万円も年収が高いという結果です。
ただ、銀行の規模によって年収は変わってきます。国内大手銀行の平均年間給与は744万円ですが、地方銀行は630万円、第二地銀は549万円となっており、大手と第二地銀でも200万円の差がありました。
ただ第二地銀でも平均年間給与より約140万円も年収が多いことは魅力のひとつ。果たして銀行ではどのような業務を行っているのでしょうか?
業務では大きなプレッシャーがかかってくる!
銀行は顧客のお金を預かる預金業務と、お金を貸す貸付業務、為替業務、債券などの売買業務を行っています。
業務の中でも責任が重いのが貸付業務。会社への貸付の場合、金額が大きくなります。当然融資をするかどうかを決める審査はありますが、扱うものがお金だけに、精神的なプレッシャーは相当なものです。
また為替業務も同様で、一瞬の判断で大きなお金を動かします。やはり相当プレッシャーがかかるポジションになります。
大きなお金を動かす責任と大きいプレッシャー。これが銀行員の給与が高い理由かもしれません。
資格についてですが、一般の人が融資を申し込む場合に銀行側から総括的なアドバイスを行うために、フィナンシャルプランナーの資格を取得が必要な場合があります。その他にも簿記や、近年のグローバル化の流れから、TOEICなどでの高得点も必須です。
銀行への転職に必要なことは?
実際に転職情報を調べると、銀行を目にすることもあります。先にあげた資格があれば有利ですが、一番大事なことは精神的な部分。銀行員は大きなお金を損失無く動かす必要があります。
高収入と引き換えに、日々強いプレッシャーがかかっても問題ないというのなら、チャレンジしてみるのもいいかもしれません。