友達を作ることって、なかなか難しいですよね。例えば会社内にはたくさんの人がいますが、一歩踏み込んで仲良くなるには何かきっかけが必要です。そのきっかけを元に友達へと発展していくわけですが、そのきっかけがつかめないという人は多いでしょう。
友達を作るためのコツはあるのでしょうか? 「友達が5千人いる」と言うあの芸人の本には、友達を作るためのヒントが隠されています。
その芸人はカラテカの入江慎也氏。よくテレビでも「友達が多い」ということが話題に上がります。そんな入江氏が執筆した『後輩力 凡人の僕が、友だち5000人になれた秘けつ』(アスコム)には、友達を作るために入江氏が日々行っていることが書かれています。
実は入江氏も、元々は人付き合いに悩んでいたそうです。しかしあることに気が付き、それを実践することで、友達がどんどん増えていったと言います。
気付いたこととは『後輩力』。後輩力と聞くと先輩への取り入り方と思われがちですが、実際には人付き合いをうまくいかせる方法です。
本書には友達になるきっかけをつかむためのヒントが数多く登場します。
入江氏は3つのことを実践して、友達を増やしていた!
まずは『基本的に誘いを断らない』こと。例えば会社の上司や同僚に食事や飲み会に誘われたとき、あなたは必ず参加するようにしていますか? 最近では「めんどくさいから」と断っている方もいるかもしれません。しかしこの誘いに乗ることが、友達作りのきっかけになるのですね。
入江氏は一晩にいくつもの誘いを受けたとしても、必ずすべてに顔を出しているそうです。何故かというと「行った先に何かがある」と思っているから。面倒だからと行かなければ、行った先に起こるであろうことを経験することは不可能です。まずは誘いに乗ることが友達作りの第一歩になるわけです。
また『お礼は感動モード』ですることも大切だと言っています。誘った側に立った場合、誘った相手が感動しているようだと「また誘ってみよう」となりますよね? 何度も誘われると、それだけ仲も深まっていきます。
そして最後に『いつまでも受身ではなく、誘ってみる』そうです。何度も誘われていれば仲も良くなっているでしょう。そうなったら今度は自分から行動することです。
誘いは断らず、お礼は感動モードで。そして自分から声をかけてみる。この3つを繰り返すことで、入江氏は5000人の友達を作ったのです。
芸人の本というより『人付き合いをうまくいかせる』ハウツー本
この本を最初に見たとき、芸能界の特殊なことが書かれているのではないかと思いましたが、実際には人付き合いを円滑にする方法が事細かに書かれていました。
特に入社数年の若手ビジネスパーソンや、異動などで新しい職場に移る方は、非常にタメになるでしょう。
人付き合いがうまくいけば、仕事もプライベートも充実すると、入江氏は言っています。実際に入江氏は、友達からの紹介で仕事をよくもらうそうです。人付き合いを円滑にすることで普段遊ぶ友達が増えるだけではなく、ビジネスチャンスにもつながる可能性があります。
人付き合いが苦手だと思っている方は、ぜひ入江氏の人付き合いの方法を自分のものにしてみてはいかがでしょうか? もしかしたら大きなビジネスチャンスをつかめるかもしれませんよ。