英語の成績が良くても英会話は難しいもの。いざ仕事で英会話をしようと思ったら、意外と話せなかった、というビジネスパーソンもいるのではないでしょうか?
「仕事で英会話を使いこなしたい!」と考えている方は、同時通訳者が教える英語の勉強方法を実践してみてはいかがでしょうか?
同時通訳者は英語のスペシャリスト。会話はもちろん、聞きながら日本語に訳して話す、というのは至難の業です。同時通訳者は頭の中でどんなことを考えているのでしょうか。そんな疑問を1冊にまとめたものが『あなたの英語勉強方がガラリと変わる 同時通訳者の頭の中』(関谷英里子著・祥伝社)です。
著者の関谷英里子さんはNHKの『入門ビジネス英語』の人気講師で、これまで様々な著名人の通訳を勤めてきた人物です。
その関谷さんは、同時通訳をする際にふたつのポイントがあると語っています。
『レスポンス力』と『イメージ力』を高めると、英会話も楽々
そのポイントとは『レスポンス力』と『イメージ力』。『イメージ力』は、言葉を聞いて瞬時に把握し、別の言葉でアウトプットするために必要な力だと言います。
しかしこの『イメージ力』、別に英語に限ったことではありません。日本語でもイメージ力は必要です。今よく言われている『コミュニケーション能力』と同じこと。会話をすることで相手を理解していくことです。英語の場合でも、最終的にはコミュニケーション能力が重要だと説いています。
『レスポンス力』は相手の言葉を聞いて瞬時に反応し、言葉を発していく反応力。レスポンス力を高めるために日頃から文献を読んだり、人の話を聴いたりし、さらにそれを話したり書いたりするというトレーニングを重ねましょう。
英語の資格を取るために勉強をする場合、机の上で文献を読んだり、リスニング教材を聴いたりします。しかし英語で文章を書いたり、話したりという勉強はほとんどしないのではないでしょうか。英会話を上達させたいなら、読んだり聴いたりするインプットだけではなく、書いたり話したりするアウトプットが大事になるのだそうです。
具体的な勉強方法が詰まった1冊!
本書では具体的な勉強方法の数々が記されています。英語の資格を取るだけではなく、実際に使おうと思っている方には必読の1冊です。
英語のコミュニケーション能力を高めて、さらにできるビジネスパーソンを目指してみましょう!