エクストリーム出社という言葉をご存じでしょうか。エクストリームスポーツと出社を組み合わせたこの言葉が、新しいモチベーションアップ方法として話題になっています。そんな、エクストリーム出社について見てみましょう。
エクストリーム出社とは
エクストリーム出社とは、そもそもTwitterのつぶやきをまとめたTogetterで発信されたことから話題になった言葉で、登山や海水浴、クルージングなど、普通であれば休日に楽しむタイプの娯楽を平日の出社前に行うもというものです。
具体的に何を行うかについては、厳密な決まりはありません。ただし、英会話教室でスキルアップや朝食を取りながらのミーティングなど、ビジネスに関する行動はエクストリーム出社には含まれません。キャンプや観光、温泉入浴など、あくまでもレジャーに分類される行為を出社前に行うというのが、エクストリーム出社なのです。また、エクストリーム出社を行う人に対しては、出社ニストという言葉も使われます。
エクストリーム出社を行うことで変わることとは
エクストリーム出社のメリットですが、レジャーを行ってから出社すると、レジャーによって興奮した状態で会社に到着することになります。朝からすっきりとした気持ちで仕事に取り組め、効率よく仕事をこなすことができますから、生産性が上がる効果を見込めます。また、水曜日や木曜日といった、一週間の中でも疲れがたまってきた頃に行うことで、気持ちがリフレッシュされ、新たな気持ちで働くことが可能になるとされています。
エクストリーム出社の注意点
エクストリーム出社は、あくまでも会社の業務の一環ではないため、いくつかのルールを厳守する必要があります。
1. 仕事に遅刻しない
長距離を移動したり、ある程度の時間をかけたレジャーを行うこともあるエクストリーム出社ですが、それによって遅刻をするということは認められません。会社に迷惑をかけることがないように行いましょう。
2. そのまま出勤できる服装で行う
場合によっては着替えを持参することもあると思われますが、社会人として問題のない服装で出社できるようにしましょう。
3. 怪我や過度の疲労に気を付ける
エクストリーム出社で訪れる場所は、大抵の場合通勤経路ではないため、労災の対象にはなりません。怪我をしないように注意して行うようにしましょう。 また、あまりに過酷なことをして、就業中に疲れ果ててしまうということがないよう、前日の睡眠をしっかりとるなどの工夫も必要です。
大きな話題となったエクストリーム出社ですが、通常、勤務前に登山や海水浴に出かけるのはかなり困難で、心理的なハードルも高いものです。とはいえ、出社前にアクティビティを取り入れて朝からすっきりと働くというのは、確かに効率的だといえるでしょう。無理のないところから、自分なりのエクストリーム出社にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。